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最強の自然吸気V8が日常へ。コルベットZ06の内装刷新に見る「成熟」と、限定車サントリーニの誘惑

市販V8エンジン最強クラスのパワーがより輝く

ゼネラルモーターズ・ジャパン(GMジャパン)は、アメリカを代表するハイパフォーマンス・スポーツカー「シボレー・コルベット」の高性能モデル「シボレー・コルベットZ06」の一部仕様および価格を改定、2026年1月9日に発売した。希望小売価格(税込)は、「クーペ 3LZ」が26,800,000円、「コンバーチブル 3LZ」が30,200,000円。全車右ハンドル。

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ドライバー中心に刷新されたインテリアデザイン

シボレーがサーキットで得たデータを元にその性能を磨き上げ、サーキット走行を前提として設計・開発されたというパフォーマンスモデル「シボレー・コルベットZ06」。日本には2023年から導入されてきたが、新たなZ06はミッドエンジンレイアウトによる走行性能などはそのままに、インテリアデザインの刷新と最新テクノロジーの導入を実施。より快適かつエキサイティングなドライビングを実現したとのこと。

新たなコックピットには3つのディスプレイを搭載。すなわち、12.7インチのセンタースクリーン、14インチのドライバーインフォメーションセンター、そして6.6インチの補助タッチスクリーンである。新たなアニメーションとグラフィックのスピードメーターやタコメーターその他の表示に加え、走行距離やパフォーマンス・トラクション・マネジメントなどの情報を瞬時に映し出す。

各種操作系ボタンはドライバー寄りに再配置、センターコンソール形状の改良と合わせ、操作性向上が図られた。ワイヤレスチャージングトレイは空調スイッチ下に移設、挟み込むような構造にすることで、走行中の携帯端末の落下などを防ぐ。カップホルダーにはアンビエントライトを施し、底部にはコルベットの象徴「クロスフラッグロゴ」を刻印。助手席側にはグラブハンドルを追加した。

より快適かつ大胆なドライビングを

従来「シボレー・コルベット E-Ray」にのみ装備の「パフォーマンスアプリ」を標準で備え、リアルタイムの馬力とトルクの流れを表示。強化された「パフォーマンスデータレコーダー(PDR)」は車内データをリアルタイムで分析、全走行セッションを高画質で記録。サイド・バイ・サイド比較、速度トレース、走行データに基づいた自動「スピードヒント」などを通じて、ドライバーのパフォーマンス向上をサポートするという。

ドライバー左手側にはセレクトスイッチを配置し、各ドライブモードへの切り替えが可能。右手側の6.6インチタッチスクリーンには、パフォーマンス・トラクション・マネジメント(PTM)や、トリップメーターなどの各種情報が表示される。

コネクティビティサービスで一層便利に

「Googleビルトイン」搭載により、車両が常にインターネット回線とつながる(必要なデータ通信は8年間無償)。「Googleマップ」や「Googleアシスタント」、「Google Playストア」を通じたさまざまな機能にアクセスでき、音声によるエアコンの温度変更やナビゲーション操作、音楽再生、メッセージ送信、通話などが行える。アプリをダウンロードすることで駐車中の映画視聴やウェブ閲覧も楽しめるとのこと。

さらに専用アプリ「myChevroletアプリ」をユーザーがスマートフォンにダウンロードすることで、離れた場所から車両の状態の確認や空調の操作などが可能になるという。

初の特別仕様車「サントリーニエディション」

新型「シボレー・コルベットZ06」発売を記念し、「Z06」初の特別限定車「シボレー・コルベットZ06 Santorini Edition(サントリーニエディション)」が同時発売された。ブレードシルバーのエクステリアに、ギリシャ・サントリーニ島の海をイメージしたという鮮やかなブルーのインテリアを組み合わせたもので、国内販売台数は20台。希望小売価格(税込)は「クーペ 3LZ」(10台)が29,000,000円、「コンバーチブル 3LZ」(10台)が31,000,000円。

インテリアのブルーに合わせ、シートベルトやブレーキキャリパーもブルーで統一。ブラックを基調としたステルスインテリアトリムとの精悍かつ専用の組み合わせが、より特別な1台であることをアピールするとのことだ。このほか、10スポークグロスブラック鍛造アルミホイールや、カーボンセラミックブレーキ(クーペ。コンバーチブルではベース車にも標準装備)エンジンアピアランス・パッケージ(クリアウィンドウ付エンジンベイパネル。コンバーチブル用)が装備される。

【ル・ボラン編集部より】

自然吸気V8の最高峰、5.5L「LT6」エンジンの咆哮こそがZ06の真骨頂である。だが、今回の改良は単なるデジタル化ではない。3画面構成やGoogleの搭載は、サーキット由来の野生を、日常のパートナーへと昇華させるための現代的な作法と解釈すべきだ。 一方で、サントリーニ・ブルーを纏う限定車は、かつてのマッチョ幻想を捨て去り、欧州スーパースポーツと対等に渡り合う「色気」を漂わせる。純粋な内燃機関との濃密な対話が許された時間は、そう長くはない。迷っている暇はないはずだ。

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