第4回 知覚安全性:十分な視界と被視認性の確保
メルセデス・ベンツの安全性に関する揺るぎない設計思想と技術の系譜を紹介する本連載。今回は、メルセデス・ベンツ独自の「知覚安全性」(十分な視界と被視認性)に関する技術思想を解説する。
メルセデス・ベンツをドライブしていると、死角が少なく、よく見渡せるその「全面視界」と、他の道路利用者に自車の存在を知らせる「被視認性」に優れていることに気がつく。人間工学的に疲労の多くは目から始まり、目が疲れると身体全体が疲れたようになり、反射神経が鈍くなる。そこで、メルセデス・ベンツのエンジニア達は目を極力疲れさせないための万全の措置として、十分な視界を確保するため、見やすく、そして見られやすくする知覚安全設計をしている。この知覚安全性は、1966年にメルセデス・ベンツが初めて使用した言葉である。
見やすい例として、メーター類がドライバー側のダッシュボードをさらに盛り上げ、ひさしの中央にセットしてある理由は、ドライバーがハンドルを握りながら、前方視界よりほんの少しだけ「目線を落とす」だけで乱反射もなく容易に読みやすく確認でき、運転に集中でき安全である。
【画像37枚】「凸凹」テールレンズには訳がある。懐かしのW123から最新LEDまで、ディテールで見る知覚安全の進化
雨の日にこそ真価を発揮する。「十分な視界」という安全設計
死角を少なくし十分な視界を確保する安全性の例として、雨天時でも広いウィンドウに有効な視界を確保する「ワイパー」と「レインランネル」を具体的に説明する。
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