

















エンツォ・フェラーリ博物館で特別展「The Greatest Hits」が開幕
フェラーリは2026年2月19日、イタリア・モデナのエンツォ・フェラーリ博物館(Museo Enzo Ferrari)にて、新たな企画展「The Greatest Hits – Music Legends and their Ferraris(グレイテスト・ヒッツ:ミュージック・レジェンドたちのフェラーリ)」を開幕したと発表した。本展示会はフェラーリと音楽の関係性に焦点を当て、国際的な音楽シーンの著名なアーティストたちとフェラーリ車の深いつながりを探求する内容となっている。一般公開の期間は、2026年2月18日から2027年2月16日まで。
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厳格な規律と表現の自由。巨匠たちが愛した創造の空間
この企画展は、フェラーリと音楽が共有する創造的な枠組みを浮き彫りにしている。両者はともに、厳格な技術的規律と豊かな表現の自由というバランスの上に成り立っており、ステージ上であれ運転席であれ、パフォーマンスが中心的な意味を持つという点で共通している。
展示空間には、ミュージシャンが所有や運転をした車両をはじめ、アーカイブ写真や現代の写真が並ぶ。さらにクルマが芸術的アイデンティティに関連する個人的かつ文化的な表現であることを示すため、視覚と聴覚の両方に訴えかける特別なコンテンツが用意された。来場者は、Chora Mediaが本展示のために特別に制作し、ジャーナリストのFederico Buffaが参加したポッドキャストを聴きながら、ミュージシャンと愛車にまつわる関係性の物語を紐解く体験を味わうことができる。
インスピレーションの源泉として選ばれた「跳ね馬」たち
会場には、フェラーリを自らのシンボルやインスピレーションの源、あるいは歩みを共にするパートナーとして選んだアーティストたちの車両が集結している。展示車両の中には、音楽の歴史に名を刻む人物たちの愛車が揃う。ニック・メイスンの「250 GTO」や、ヘルベルト・フォン・カラヤンが所有した「250 GT Lusso」といった歴史的な名車はその代表例だ。また、エリック・クラプトンが特注したワンオフモデルの「SP12」や、世界的スーパースターのJ・バルヴィンが所有する「512 TR」、さらにはスウィズ・ビーツの「SF90 XX」など、ジャンルを超えた名立たるアーティストとクルマの個別の関係性を証明する多彩なモデルが展示されている。
モデナの街が音楽に染まる。国際的アーティストが集うフェスティバルを支援
マラネロのフェラーリ博物館とモデナのエンツォ・フェラーリ博物館は、2025年に過去最高となる合計89万人以上の来場者数を記録した。フェラーリの博物館部門は以前から地域社会の発展を支援し促進する取り組みに尽力しており、その一環としてエンツォ・フェラーリ博物館はモデナで初開催となる音楽祭「Jazz Open Modena」の第1回大会でプレミアムスポンサーを務める。これにより、フェラーリと音楽の世界との強固な結びつきが改めて強調されることとなった。
この音楽祭はシュトゥットガルトの歴史あるフェスティバルを起源としており、2026年7月13日から18日にかけて開催される。デビューイベントでは、Gregory Porter、Diana Krall、Moby、Jamie Cullum、Joss Stone、Jean-Michel Jarre、Luca Carboni、Parov Stelar、Meuteといった国際的なアーティストたちがモデナの象徴的な場所を大いに盛り上げる予定だ。
【ル・ボラン編集部より】
自動車博物館は今、技術史の保管庫から文化の交差点へ進化している。他ブランドが廃材を現代アートへ昇華させたように、マラネロの美学も厳格な技術と表現の自由の融合・昇華に真価が宿る。本展はフェラーリが音楽家たちの濃密な哲学と共鳴した系譜を示すものだ。歴代のフェラーリ車たちの、しなやかな造形の奥底に狂気を秘めた姿を一堂に干渉する体験は、趣味人にとって至高のひと時となるだろう。
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