伝説の名車「マイバッハ・ツェッペリン」の魂が現代に!
メルセデス・ベンツ日本は、特別仕様車「Mercedes-Maybach S 680 V12 Edition(メルセデス・マイバッハS 680 V12エディション)」を、2026年3月3日、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークで受注開始した。全国限定5台、希望小売価格(税込)は53,990,000円。納車は2026年3月以降が予定されている。
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V12の伝統を現代に継承
メルセデス・マイバッハSクラスはメルセデス・ベンツのフラッグシップであり、持てる最新技術の全てを搭載したとされるSクラスのロングホイールベース・モデルを元に、さらにホイールベースを180mm延長、ショーファードリブンとしての快適性や静粛性を追求したモデルだ。
マイバッハとは、ゴットリープ・ダイムラーとともにエンジン開発を行っていたヴィルヘルム・マイバッハが、1909年に息子のカール・マイバッハと設立したブランド。当初は飛行船ツェッペリン号に搭載するV型12気筒エンジンを製作していたが、1920年代から1930年代にかけては、マイバッハ・ツェッペリンなどの超高級乗用車の製作を行った。
今回のV12エディションは、そのV12の伝統を現代に受け継ぐべく用意されたモデルだという。さらに本モデルではかつての「マイバッハ・ツェッペリンDS8」のフードオーナメントから着想を得たという「12」のモチーフを随所にあしらい、ヘリテージへのオマージュとしている。
特別カラーのエクステリア
このV12エディション限定装備となる外装色は、下部にオブシディアンブラック(メタリック)、上部にMANUFAKTURオリーブ(メタリック)を配したツートーンペイント。これもまた、V12エンジンをシリーズで初搭載したマイバッハ・ツェッペリンを彷彿とさせるカラーリングであるという。
通常はボディカラー下部と同色であるピンストライプはハイテックシルバー(メタリック)とされ、唯一無二のキャラクターを演出。この特別な塗装は職人による緻密な仕上げ工程により最大で10日を要するとのことで、これはマイバッハの通常のツートーンペイント工程の約2倍であるという。さらに、限定装備「20インチマイバッハホイール<鍛造>」も、ボディ上部カラーと同色の仕上げ。
Cピラーには専用のエンブレムも用意。マイバッハ・エンブレムに加え、V12エンジンのシリンダー配置に着想を得たというV字型パターンの彫刻(24金仕上げ)のインレイと、24金製メダルリングで構成された本モデル限定ロゴバッジが装着される。さらに、マイバッハ・ツェッペリンDS8のフードオーナメントに着想を得たという、「12」をあしらったクロームとゴールドのメダルを組み合わせている。
専用アイテムも付属するインテリア
室内には、V12エディション限定装備として内装色「MANUFAKTURサドルブラウン/ブラック(MANUFAKTURナッパレザー)」、「MANUFAKTURナッパレザールーフライナー」、 内装色と統一感のあるMANUFAKTURナッパレザーステアリングを採用。随所にMANUFAKTURアイテムを採用することで、上質で高級感のある空間を演出したという。
センターコンソールには本モデル限定ロゴと、世界限定50台のうちの1台であることを意味する「1 of 50」が彫刻された限定バッジが施され、またヘッドレスト(前席・後席とも)には、本モデル限定ロゴの刺繍があしらわれている。
後席リアコンソールにもマイバッハ・エンブレムの下にゴールドのインレイをあしらい、「12」を組み合わせたマイバッハ・エンブレムが12個のゴールドサークルに囲まれるように配されるなど、細部に至るまで比類なきクラフトマンシップが演出されている。
さらにV12エディション限定アクセサリーとして、内装色と同じサドルブラウンのナッパレザーで仕立てた、キーギフトボックスおよびキーリングが付属。これには、職人の手作業によって本モデル限定ロゴが配されている。さらに、同色のパイピングを施した専用フロアマット、本モデル限定ロゴをあしらったシャンパングラスなど、細部にいたるまで特別感を演出するアイテムも同梱されるという。
また、通常モデルでは有償オプションとなるファーストクラスパッケージを標準装備とし、後席の快適性をさらに向上させている。なお、パワートレインは通常モデルと同じく、6L V型12気筒ツインターボエンジン「M279」(最高出力612ps、最大トルク900N・m)、9G-TRONICのトランスミッションと4輪駆動システム4MATICの組み合わせ。
前述の通り販売台数は5台限定となるが、これを超える申し込みがあった場合には抽選となる。注文受付は、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店を通じて2026年3月12日(木)17:00まで。
【ル・ボラン編集部より】
電動化の波が押し寄せる現代に、あえて6L V12という重厚な心臓を抱く流儀。それは単なる懐古主義ではなく、究極の無振動を内燃機関で極めようとしたツェッペリン飛行船の志を継ぐものだ。巨大な車体ゆえ、自らステアリングを握る場面では持て余すこともあるだろう。だが、後席に身を委ねた瞬間に訪れる、しなやかな極上の乗り味こそが本機の真価である。電動車では味わえない濃密な機械の息吹と、外界から隔絶された静寂の共存は、最高峰の移動空間を求める大人への至高の回答である。































