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【ポルシェ特別仕様車】パナメーラやマカンが豪州の自然を纏う。進出75周年記念モデルを公開

ポルシェ、オーストラリア進出75周年を記念した4台の特注モデルを発表。雄大な自然を表現したカスタマイズの極致

ポルシェ・カーズ・オーストラリアは、同国への進出75周年を記念し、オーストラリアの東西南北を象徴する雄大な自然環境からインスピレーションを得た4台の特別仕様車を発表した。今年のF1オーストラリアグランプリの会場で披露されたこれらのモデルは、ポルシェの伝統的なデザインと地域の文化を見事に融合させている。ユーザー自身がオンラインコンフィギュレーターで同じ仕様を再現できる点も大きな特徴である。

【画像37枚】東西南北の絶景をポルシェで表現。オーストラリア進出75周年を祝う4台の特注モデルの全貌を見る

熱帯雨林の緑と、サーフカルチャーの青をまとう

北部の熱帯雨林をテーマにした「ゴー・ノース」は、パナメーラ4 E-ハイブリッドがベースとなっている。クイーンズランド州などの豊かな植生を表現した特注色「エメラルドグリーンメタリック」のボディに、ウチワヤシを彷彿とさせるネオダイム仕上げの21インチホイールを組み合わせた。内装には大地を感じさせるエスプレッソカラーのクラブレザーを採用し、大自然のロングドライブに最適なルーフボックスも装備している。

一方、東部の美しい海岸線にインスパイアされた「ゴー・イースト」は、タイカン4S クロスツーリスモを採用した。サーフカルチャーに合わせたこの電動モデルは、海から現れたような「イパネマブルーメタリック」で彩られている。波の下のサンゴ礁を暗示するクレヨンカラーのエアロブレード付きホイールや、砂浜と木陰を表現したブラックとクレヨンのツートンレザー内装が、太平洋の涼やかな風を感じさせる仕上がりだ。

荒々しい南部の海岸線と、広大な西部の赤い大地

南部の険しい断崖絶壁を表現した「ゴー・サウス」には、マカン4Sが選ばれた。自然な色合いの「ゴールドブロンズメタリック」の外装に、海食柱へのオマージュであるベスビオスグレーの22インチホイールを装着している。室内はライムストーンコーストの情景を反映し、ブラックとチョークのレザーに、チョークベージュのシートベルトを組み合わせた。さらに、海岸沿いの岩などを模したオレンジ色のステッチがアクセントとなっている。

西部のアウトバックに広がる雄大な平原をテーマにした「ゴー・ウェスト」は、カイエンSをベースとする。44億年の歴史を持つ地表を表現した「イパネマブラウン」のボディと、ウェーブ・ロックの縞模様にちなんだブラックの22インチホイールが力強さを演出する。オフロードパッケージを搭載するほか、内装にはアウトバックの深い赤を思わせるボルドーレッドや、ブルームの砂浜を想起させるモハーベベージュが取り入れられている。

75年前の偶然の出会いから始まったオーストラリアの歴史

これら4台の記念モデルには、ポルシェの特別カスタマイズプログラムである「ゾンダーヴンシュ」の要素がふんだんに盛り込まれている。ボディカラーと同色にペイントされた記念キーや、車両が示す方位が刻まれたイルミネーテッドドアシルガード、そして75周年のエンボス加工が施されたフロアマットなど、細部にまでこだわりが光る。ポルシェ・カーズ・オーストラリアのダニエル・シュモリンガーCEOは、これらの車がポルシェのレガシーと未来を象徴していると語っている。

ポルシェがオーストラリアに進出するきっかけは、1951年のヨーロッパでの偶然の出会いに遡る。オーストラリアの水力発電計画の調査で渡欧していたノーマン・ハミルトンが、オーストリアの峠道でポルシェの開発車両に追い抜かれ、偶然同じ宿に泊まったことからフェルディナント・ポルシェとの面会を果たしたのだ。。そこから固い握手とともに販売代理店契約が結ばれ、最初の2台がメルボルンへ出荷された。まさに運命的な瞬間の連続が、今日まで続くオーストラリアにおけるポルシェの歴史の幕開けとなったのである。

【ル・ボラン編集部より】

ポルシェが誇る特注部門「ゾンダーヴンシュ」の真骨頂は、単なる表層的な装飾ではない。圧倒的なシャシー性能と普遍的な走行哲学を持つがゆえに、時に冷徹にさえ感じられる最新のポルシェ群に、独自の「体温」を宿す試みだ。いかなる路面状況でも破綻しないポルシェの懐の深さは、豪州の雄大な自然環境でこそ真価を発揮するだろう。東西南北の風景を模した今回の特注モデルは、ストイックな工業製品をオーナーの物語へと昇華させる、ブランドのしたたかな成熟ぶりを示している。

【画像37枚】東西南北の絶景をポルシェで表現。オーストラリア進出75周年を祝う4台の特注モデルの全貌を見る

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
LE VOLANT web編集部

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