





















アウディ、新型「RS 5」の海外展開をシンガポールGPで発表。夜に輝く特別カラーも披露
アウディは2026年10月7日、同ブランド初となるF1ナイトレース参戦の舞台、シンガポールグランプリにおいて、新型「RS 5」の海外市場向けローンチを大々的に祝うと発表した。アジアの活気ある大都市の雰囲気を表現した特別デザインのF1マシンと新型RS 5が披露され、モータースポーツの最高峰を舞台に、高性能プラグインハイブリッドモデルの魅力を世界へ向けて発信していく。
【画像22枚】光の反射で表情を変える美しさ。伝統のプラナカン模様が施された特別リバリーの「アウディ R26」と新型「RS 5」を見る
記録的な大ヒットを飛ばす新型RS 5、日本を含む海外展開が本格始動
ネッカーズウルム工場で生産される新型アウディRS 5は、市場への導入において過去にないほどの記録的な成功を収めている。2026年の年間生産分はすでに完売しており、欧州での受注数は当初の予想の約2倍に達し、顧客からの高い評価を裏付けている。この絶好調のスタートを受け、ついにヨーロッパ以外の地域でも販売が開始されることになった。

伝統的にアウディ・スポーツへの関心が高いオーストラリアやニュージーランドをはじめ、日本市場においても同時期に販売がスタートする。その後も韓国、台湾など、世界各国の市場へと順次展開されていく予定である。
最高のショーケースとしてのF1プログラム
アウディ・スポーツ初の高性能プラグインハイブリッドモデルであるRS 5は、最高出力470kW(639ps)を誇る。この圧倒的なパフォーマンスと電動化の融合は、まさに現在のアウディのF1プロジェクトが目指す方向性を体現している。アウディがF1という世界最高のスポーツプラットフォームを新型RS 5のショーケースとして積極的に活用する理由はここにある。

実際、グランプリの週末には「ホットラップ」プログラムが実施されており、プロのレーシングドライバーが運転する新型RS 5セダンやアバントの助手席に乗り、ゲストがサーキットの走りを体験できる企画も各レースで用意されている。
シンガポールの夜を彩る特別カラー「チタニウムシルバーグレー」
今回のシンガポールグランプリに向けたプロモーションの目玉となるのが、特別なカラーリングである。ニコ・ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレトがステアリングを握る2台のF1マシン「アウディR26」は、ブランドの新たなシグネチャーカラーであるチタニウムシルバーグレーの特別バリエーションをまとってコースを駆ける。

これは夕暮れ時の空やマリーナベイのライトアップされた建築物の反射からインスピレーションを得たもので、サーキットの照明の下で青みがかった輝きを放ち、車の動きに合わせて視覚効果が変化して奥行きを増すデザインとなっている。さらに、F1マシンのカラーリングやドライバーのレーシングスーツには、カラフルで装飾的なプラナカン模様という地元の伝統的なタイル文化の要素も取り入れられており、多様な文化のるつぼであるシンガポールへの敬意が表現されている。このシンガポールの夜にインスパイアされた専用カラーをまとった新型RS 5は、コース周辺のフナン・モールやアウディ・ハウス・オブ・プログレスにて特別展示される。
F1初参戦と次世代パワートレインへの挑戦
2026年シーズンより、アウディはドイツで開発したハイブリッドパワートレインを搭載し、独自のファクトリーチームとしてF1への参戦を開始した。オープンな競争環境であるF1は、電動パワートレイン技術や、合成資源および再生可能な生物資源から生成される新しい燃料を開発し、テストするための環境を提供している。

アウディはレースウィーク中に「影響力のアート」というテーマのもと、パートナーとともにファン向けのイベントを多数展開する計画であり、熱狂を通じてブランドの技術力と新時代のRS 5の存在感を力強くアピールしていく構えだ。
【ル・ボラン編集部より】
かつて「獰猛でありエレガンス」と評されたRS 5が、電動化という時代のうねりを乗りこなし、新たな知性を手に入れた。F1参戦とシンガポールの夜という煌びやかな舞台設定は、639psという並外れた力をただひけらかすためではない。それは街中の深い静寂と、サーキットでの熱を帯びた昂ぶりという相反する世界を高度に両立させた、アウディ流の美学の表れである。バッテリー搭載による重量増という物理的課題すら緻密なシャシー制御で覆し、洗練された走りで魅せる、新世代のスポーツカー像がここにある。
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