ルノー・キャプチャー エスプリ アルピーヌの新ハイブリッド搭載モデルが発売
ルノー・ジャポンは2026年10月15日、コンパクトSUVであるルノー キャプチャーの「エスプリ アルピーヌ」グレードに、動力性能と燃費性能を高めた新フルハイブリッド E-TECHを搭載したモデルを発売した。新開発の1.8Lエンジンを搭載して出力を向上させたほか、輸入車SUVでナンバーワンとなる低燃費を実現している。さらにGoogleサービスを利用できるコネクテッド機能も新たに備え、商品力を大幅に引き上げた。
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排気量アップで走りと燃費を両立した新ハイブリッド
今回搭載された新フルハイブリッド E-TECHは、ルノーが電気自動車やF1で培ったノウハウを活用した独自のシステムである。従来の1.6Lから新開発の1.8Lへと排気量を拡大した自然吸気エンジンは、最高出力を109ps、最大トルクを172Nmへと引き上げている。また、燃料噴射システムを高圧ダイレクトインジェクションに変更したことで、より効率的な燃焼を実現した。
この新エンジンに、容量を1.4kWhへ拡大した駆動用バッテリーと、制御を最適化した電子制御ドッグクラッチ マルチモードATを組み合わせている。これによりシステム最高出力は従来の143psから158psへと向上し、0-100km/h加速も8.9秒へと短縮された。その一方で、WLTCモード燃費は24.5km/Lへと改善されており、相反する要素である動力性能と環境性能を高い次元で両立させたと言える。また、走行状況に応じて運転モードを自動で切り替えるスマートモードも新たに採用されている。
Google搭載で利便性を高めたインフォテインメント
インテリアにおける最大のトピックは、10.4インチの縦型タッチスクリーンを備えたマルチメディアシステム「openR link」にGoogleサービスを搭載したことである。これにより、スマートフォンを接続することなく、車載システムから直接GoogleマップやGoogleアシスタントを利用できるようになった。常に最新の交通情報が反映されるナビゲーションや、音声によるエアコン操作などが可能となっている。
また、運転席の正面に配置されるデジタルインストゥルメントパネルは、従来の7インチから10インチへと大型化された。この画面にナビゲーションのルート案内などを直接表示できるため、運転中の視線移動を減らすことができる。これらの車載Googleサービスや、専用アプリを通じて車両情報を確認できるコネクテッドサービスは、購入から8年間無償で提供されることも大きな魅力となっている。
クラスを超えた快適装備と先進の安全機能
快適装備の面では、日本市場に導入されるルノー車として初めて、ハーマンカードン製のオーディオシステムを標準装備したことが注目される。9個のスピーカーと専用の10チャンネルアンプからなる総出力410Wのシステムにより、どの座席に座っていても高音質なサウンドを楽しむことができる。コンパクトSUVというクラスの枠を超えた、プレミアムな空間を演出する装備である。
安全機能についてもアップデートが図られており、駐車時などに車両の周囲を確認できる360度カメラが新たに標準装備された。さらに、ドライバーの状態を監視し、注意散漫を検知すると警告を発するドライバーモニタリングシステムも追加されている。価格は494万円(税込)に設定され、ボディカラーは受注生産の1トーンを含む全4色が用意されている。2トーンボディカラーを選択する場合は7万円の追加となる。
【ル・ボラン編集部より】
車体を水平移動させるようなフラットな乗り味と、4輪を路面にしっとりと接地させる素直なハンドリングは、従来からキャプチャーが誇る美点であった。今回の刷新で興味深いのは、F1由来のドッグクラッチを持つ独創的なハイブリッドが、あえてエンジンの排気量を拡大したことだ。数字上の燃費を追求しながらも、実際の路上でドライバーが感じる「余裕」や「滑らかさ」を捨てない選択に、長距離移動を日常とするフランス車らしい哲学が宿る。アルピーヌの粋な美意識と成熟した心臓部の融合は、Bセグメントの枠を超えた知的な快楽をもたらすはずだ。
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