アウディスポーツ初のPHEV「新型RS 5/RS 5 アバント」が日本発売
アウディジャパンは2026年10月20日、アウティング史上初となるハイパフォーマンスプラグインハイブリッドモデル、新型「RS 5」および「RS 5 アバント」を全国127店舗のアウディ正規ディーラーを通じて発売した。また、今回の日本市場への導入を記念し、Audi City日本橋やAudi City銀座など東京都内4か所において、本モデルの期間限定展示を順次実施する。
伝説の血統と最新の電動化テクノロジーが融合
新型「RS 5」および「RS 5 アバント」は、歴代のRSモデルが培ってきた卓越したハイパフォーマンスに、高性能かつ高機能な電動化テクノロジーを融合させたプラグインハイブリッドモデル(PHEV)だ。パワートレインには、改良が施されたツインターボの2.9L V型6気筒TFSIエンジンと高出力モーターを組み合わせている。
これにより、システム最高出力は470kW(639ps)、最大トルクは825Nmを発生し、0-100km/h加速わずか3.6秒という圧倒的なパフォーマンスを実現した。エクステリアは伝説的な初代「Urクワトロ」の血統を受け継ぐダイナミックなデザインを採用しており、ベースモデルから前後左右をそれぞれ45mm拡幅したワイドボディや、ダークハウジングのマトリクスLEDヘッドライトが、ひと目でRSモデルとわかる力強い存在感を主張している。
欧州で想定の2倍の受注を記録、F1との親和性もアピール
本モデルは2026年6月に欧州市場で先行して発売され、当初の想定をほぼ2倍も上回る受注台数を記録するなど、すでに非常に高い評価を獲得している。その後、同年10月にはシンガポールやオーストラリア、ニュージーランドに続き、日本でも販売が開始された。今後は韓国や台湾などの市場へも順次導入される予定となっている。
また、電動化と卓越したパフォーマンスを高次元で融合した本モデルのコンセプトは、アウディのフォーミュラ1参戦とも共通する要素を持っている。アウディはF1を本モデルの魅力を発信する重要な舞台として位置づけており、10月9日から11日にかけて開催されたシンガポールグランプリでは、F1の公式プログラムである「Hot Lap」をはじめとする様々なイベントでその圧倒的な走りを披露した。
東京都内4か所で発売記念の特別展示を順次展開
今回の日本での発売を記念して、東京都内の4か所では新型モデルの期間限定展示が順次実施される。展示の皮切りとなるのは日本橋髙島屋S.C.新館1階にある都市型ショールーム「Audi City日本橋」で、10月20日から11月4日までの期間、新型「Audi RS 5」の実車が展示される。
その後は展示車両を「Audi RS 5 Avant」へと切り替え、11月5日から11月8日まで阪急メンズ東京の1階コンコースにて、11月11日から11月15日まで二子玉川ライズ ガレリアにて展示が行われる。さらに11月19日から11月30日まで(11月24日および28日の店休日を除く)は、ヒューリック銀座7丁目ビル1階の「Audi City銀座」に登場し、Audi Sportが切り拓く新たなパフォーマンスの世界を多くのファンに向けてお披露目するスケジュールとなっている。
【ル・ボラン編集部より】
車名再編で「RS 4」の系譜も継ぐ新型RS 5は、伝統の2.9L V6ツインターボにPHEVを組み合わせた意欲作である。電動化による重量増はスポーツカーにとって宿命的な課題だが、アウディスポーツは新開発のクワトロシステムと精緻なトルクベクタリングでこれを見事に克服した。
先日の海外試乗でも、EV走行時の静粛で上質な日常性と、ひとたび鞭を入れた際のカミソリのように鋭く正確なアジリティという、相反する二面性の高度な両立に舌を巻いたばかりだ。初代Urクワトロの血統は、電動化時代にあっても「意のままの操縦性」として脈々と息づいている。

