グッと身近になった価格も見逃せない!
4月25日、ポルシェ ジャパンはケイマンの後継モデルとなる「ポルシェ718ケイマン」の正式受注を4月28日より開始すると発表した。なお、今回発売される2017年モデル左ハンドル車の予約受注については、6月1日から6月30日までの期間限定となっている。
今回は718ケイマンの6速MTが619万円、7速PDKが671万4000円、718ケイマンSの6速MTが813万円、7速PDKが865万4000円で、いずれも718ボクスター系より39万円安い設定とされた。ケイマンは歴代、そのロードスター仕様ともいえるボクスターより高い価格設定がなされていたが、この718ケイマンではじめて価格が逆転することになったわけだ。
718ケイマン/ボクスターは水平対向4気筒ターボエンジンを特徴としており、ベーシックモデルである718ケイマンは最高出力300ps(220kW)の2リッター、上位モデルの718ケイマンSは350ps(257kW)の2.5リッターを搭載。排気量や気筒数はダウンサイズされているものの、ターボチャージャーによって先代モデルに対してそれぞれ25ps(18kW)の向上を果たしつつ新欧州サイクル(NEDC)による燃費も改善しているという優秀なパワーユニットだ。
また、過給器付きならではの低回転域からの強力なトルクが持ち味となっており、718ケイマンでは90Nmアップの380Nm、718ケイマンSでは50Nmアップの420Nmを発生。これにより、スポーツクロノパッケージを装着したPDK仕様で比較した場合、0-100km/h加速は718ケイマンで先代の5.4秒から4.7秒へ、718ケイマンSでは同じく4.7秒から4.2秒へと短縮され、最高速度はそれぞれ264km/hから275km/h、281km/hから285km/hへと高められている。
シャシーも一新され、横方向の剛性とホイールの位置決め精度を向上。さらに、スプリングとスタビライザーのレートを高めてダンパーのチューニングも変更されたほか、10%ダイレクトな設定のステアリングギア比や0.5インチワイドなリアホイールと新しいタイヤにより、横Gの最大値を高めながら安定性を改善しているという。
718ケイマンおよび718ケイマンSの正式導入は欧州市場を皮切りに、9月24日から順次はじめられる予定とのこと。日本上陸はそれよりもう少し先になりそうだ。
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