第4回アルピーヌA110/ALPINE A110
以前ロータス・エランを選んだ時から、できるだけ早くアルピーヌA110をとりあげたい考えていました。
ライトウェイトスポーツ
初代ロータス・エランとアルピーヌA110は、ライトウェイトスポーツの双璧だと思っています。これらのライトウェイトスポーツには、欧州らしい馬術競技の趣が感じられます。馬を駆って興じるフォクストロットや、単馬を乗りこなして臨む障害競技など、欧州における馬との長い歴史がなければ生まれなかったジャンル、それがライトウェイトスポーツなのかもしれません。欧州のライトウェイトスポーツに、どこか貴族的な雰囲気が感じられるのは、そのような背景からではないでしょうか。
アルピーヌのカタログ
エランに少しだけ遅れて登場したA110ですが、骨格となるシャシーに樹脂製のボディを被せるその構造は、初代エランに実によく似ています。
しかしながら、ことカタログとなると話は少し異なってきます。エランをはじめ、ロータスのカタログには素気ないものが多いのですが、アルピーヌのカタログは、ロータスと較べると立派なのです。
種類も多く、歴史を詳述したもの、A106とA110やA110とA310のように新旧が揃って紹介されているもの、などなど。なかには厚くてしっかりした紙質が選ばれているものもあります。この手のクルマは軽ければ軽いほどありがたいのですが、カタログは、ずっしりしているとうれしくなります。
アルピーヌ関係のカタログは多彩なので、これからも折々にご紹介したいと思っています。