メルセデスのパーツが確認できるインテリアも激写!
今秋にも発表が予定されるアストンマーティン初のクロスオーバーSUV、「DBX」最新の開発車両がカメラにキャッチされた。
DBXについてはすでにテスト車両が公式サイトでも動画込みで明らかにされているが、捕捉されたテスト車で目新しいのは見慣れないコンパクトなトレーラーを牽引していること。赤いボックスには米国ミルウォーキーに本社を置く「Taylor Dynamometer」の名前が記されており、このトレーラーがダイナモメーターであることが確認できる。ダイナモメーターとはエンジン単体の性能を測定する機器で、エンジンの出力を吸収し反力からトルクの計測などを行う。このことから、今回の車両はDBXがエンジンと車輪に伝えられる力の量などを測定していたようだ。
さて、今回はエクステリアだけでなくキャビン内の撮影にも成功したのだが、インパネ中央にはワイドモニターが装着。全体のレイアウトはジャガーのSUVを彷彿とさせる。また、そこにはHVACコントロール、ステアリング、インフォテインメントシステム、ロータリーコントローラーなど、パートナーであるメルセデス・ベンツのパーツも確認できた。とはいえ、現地の情報によれば現状は一時的にはめ込まれたダミーの可能性も否定できないとのこと。デビュー間近とはいえ、市販型では異なるディテールを採用するという説もある。
そのパワーユニットは、アストンマーティン独自のチューニングとなるメルセデス・ベンツ製4L V型8気筒ツインターボ。最高出力は510ps、最大トルク685Nmを発揮し、組み合わせるトランスミッションは8速ATとなる模様。また、高性能なハイブリッド仕様の設定も噂されており、駆動方式は4WDとなる可能性が高い。なお、正式デビューは今秋。生産はアストンマーティン第二の拠点となる英国ウェールズ州セント・アサン工場で2020年より本格化する。