ルーフは現行「Z4」と同じくソフトトップへと回帰
「BMW4シリーズ」のオープンモデル、「4シリーズ・カブリオレ」の開発車両がこれまでで最も軽いカモフラージュ姿で現れた。現行の4シリーズ・カブリオレはリトラクタブルハードトップを組み合わせた4シーターオープンで、日本には3L直列6気筒エンジン搭載車が導入されているが次期型では基本構成が大きく変わる。
4シリーズとしては第2世代となる次期型の開発車両は、今回キャッチされた個体で初めて市販型ヘッドライトを装着。トランクリッドスポイラーやツインエキゾーストパイプが確認できるほか、ルーフやウインドーが全開の状態であることにも注目したい。その一方、テールライトは依然ダミーを装着して偽装されている。
次世代型では「CLAR」プラットフォームを採用、ルーフはリトラクタブルハードトップから現行「Z4」と同じく電動ソフトトップへと回帰することがトピックとなる。これにより大幅な軽量化を実現すると同時に、後部コンパートメントに余裕ができたことでトランクスペースが大幅に拡大されているという。キャビン内は、3スポークのステアリングホイールやデジタルクラスター、ワイドディスプレイを装備。細部では電子パーキングブレーキやiドライブコントローラー、ルーフの開閉ボタンも確認できた。
パワーユニットのラインアップは最高出力255ps、最大トルク400Nmを発揮する新開発の2L直列4気筒ターボや最高出力382ps、最大トルク500Nmを発揮する3L直列6気筒ターボのほか、最高出力500psオーバーの「M4カブリオレ」用のユニットが用意される模様。そのデビューは年内と噂される「4シリーズ・クーペ」より1年遅れの2020年となりそうだ。