下界とはまったく違うダイナミックな雲海風景
中央アルプス・宝剣岳(標高2931m)の頂上直下にひろがる千畳敷は、今から2万年ほど前に氷河によって削り取られたお椀型の独特な地形。周辺では夏には高山植物が咲き乱れるほか、ダイナミックな雲海風景とも出会うことができる。千畳敷まで通じる駒ヶ岳ロープウェイは高低差(950m)が日本一で、標高2612mに位置する千畳敷駅は日本で最も高所にある公共交通機関の駅。下界とはまったく違う雲上世界を体験することができる。
アクセスガイド
シャトルバスが発着する菅の台バスセンターまでは中央道・駒ヶ根ICから約2km。そこから先は一般車は通行禁止で、ロープウェイ乗り場のしらび平駅まではシャトルバスで約30分。ロープウェイの所要時間は7分30秒。
Data【Spot 48 千畳敷カール】
雲海遭遇率 ★★★
雲海の季節 通年
◎所在地/長野県駒ヶ根市
◎シャトルバス/830円(片道)
◎ロープウェイ/2,540円(往復)
◎最高地点/標高2612m
◎冬季閉鎖/なし
観光情報
駒ヶ根観光協会 TEL 0265-81-7700
文:佐々木 節/撮影:平島 格