カーボンとアルミを用いた軽量設計。簡単脱着で4シーターオープンがロードスターに変身
ロールス・ロイス・モーター・カーズはこのほど、オープンモデル「ドーン」にエアロカウリングを設定したと発表した。
後席キャビンを覆うように装着されるダブルバブル形状のエアロカウルは、オーナーが好みで着脱可能。エアロカウルを装着すると4シーターオープンモデルが、簡単に2シーターのロードスターに変身する。
エアロカウルはカーボンファイバーとアルミニウムを用いて製作されており、驚くほど軽量なのが特徴。ダブルバブルの間にある中央部分はカーボンファインバーが露出しているが、表面の多くはロールス・ロイス車が採用する最高級レザーが張られ、ドーンのインテリアと完全にマッチする仕上げだ。ダブルバブルのカウル形状は綿密な設計によって、キャビンに流れ込む風を最適化。優雅なオープンドライブを演出するものとなっている。
同社がエアロカウリングを製作するのはこれが初めてではなく、これまでビスポークコレクションとして、多くのカスタマーの要望に応えてきた実績がある。たとえば、かつて横浜の日本人カスタマーから受けたオーダーでは、ヨットのデッキからインスピレーションを得て、最先端のテクニカルファイバーとオープンポアチークのウッドを用いたエアロカウリングを製作したこともある。
エアロカウリングの関連トピックとしてはさらに、今年3月にイメージイラストが発表され、今後発表する予定の「ドーン・シルバーバレットコレクション」も挙げられる。このコレクションは、そもそも2シーターのロードスターとして製作されるモデルとなるが、このモデルにもダブルバブル形状のエアロカウリングが採用されることが発表されたイラストで示されている。