万一の交通事故やあおり運転などに備え、成長を続けてきたドライブレコーダー。現在では、ドライブの思い出として記録するなど、新たなニーズも生まれている。4K時代に突入した新製品をチェックした。
売れ筋は2万円クラスの高額ドライブレコーダー
万一の事故はもちろん、社会問題化しているあおり運転などに備えて、ドライブレコーダーの注目度が高まっている。GfKの調査によると、2019年の販売台数は、前年比27%増の177万台に達している。あおり運転の明文化、厳罰化により今夏もかなり売れるはずだ。購入時の平均価格は、税抜きで1万9100円。また、動画記録画素数は、フルHD(200万画素相当)以上が販売台数の9割を占め、より高精細な370万画素以上の数量構成比は、前年の1%から8%まで伸張。こうした流れはあおり運転の厳罰化などにより、さらに加速するだろう。
データシステムの新製品「DVR3400」は、ドライブレコーダーではまだ珍しい4K(3840×2160)の解像度を誇り、データシステム829万画素という業界トップクラスの記録画素数を実現した。フルハイビジョンの4倍もの高精細な映像が記録できるため、ナンバープレートや信号機などはもちろん、遠くの道路標識まではっきり確認できる。また、広角7層ガラスレンズは、対角132度、水平120度、垂直55度のワイドレンズでありながら、歪みを抑えたクリアな映像を残せる。ガラスレンズは樹脂レンズよりも透明性が高く、劣化による白濁などの症状も発生しにくく、長い間安心して使える利点がある。もちろん、常時録画やループ録画、Gセンサーによるイベント録画、スイッチ操作による任意の録画が可能で、万一に備える。GPSや事故などで電源供給が止まっても安心のキャパシタも搭載する。超高精細画質により、万が一に備えるのは当然ながら、ドライブの記録係としても活躍してくるのは間違いない。