オンラインで広がるカーライフ
車載用AV機器メーカーのパイオニアは、LTE通信(スマホ・携帯電話用無線通信規格)を活用して高画質・高音質な映像コンテンツが楽しめるオンデマンド機能対応カーナビゲーション、新型カロッツェリア・サイバーナビを発表した。
インテリアになじむフラットデザインのディスプレイには、ハイビジョン映像も楽しめる高精細HDパネルを採用。ハイレゾ音源に対応するほか、CDや圧縮音源、ネットワーク動画などのサウンドをハイレゾ相当にアップグレードする「マスターサウンドリバイブ」機能を搭載するなど、サイバーナビならではの高画質・高音質再生を実現。
カーナビ機能では、同社が10年以上に渡って培った渋滞予測データとリアルタイム状況を分析して情報提供する、「スマートループ渋滞情報」や専用サーバ経由で時間と料金を考慮した最適ルートを導き出す「スーパールート探索」に対応。ネットワーク経由で最新の道路や施設情報を自動でダウンロードする「自動地図更新(最大3年分無償提供)」機能も搭載する。
この最新モデルのトピックは、NTTドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応することで、車内エンタメ機能も著しく充実。ネットワークスティック(付属もしくは別売)で車内にWi-Fiスポットが構築できるほか、YouTube動画の再生など、LTE通信を利用したさまざまなサービスを利用できる。
また今回新たに、映像・録画コンテンツを車内で遠隔再生できる「レコーダーアクセス」機能の対応機器に、NTTぷらら「ひかりTV対応チューナー」とドコモ「ひかりTV for docomo対応チューナー」を追加、自宅のBlu-rayレコーダーやチューナーと専用アプリで連携させたスマホをサイバーナビとペアリングさせることで、録画した番組のストリーミング再生が車内で楽しめる。
また、前方風景の画像認識・解析を行い、周囲のさまざまなリスクと状況の変化を検知する「ドライブサポート」機能を搭載したマルチドライブアシストユニット「ND-MA2」(別売)やナビ連動型の2カメラドライブレコーダー「VREC-DS800DC」へも対応し、サイバーナビの大画面での操作や同時再生など映像確認ができるなど、利便性や安全性も高めた。
発表された新型サイバーナビは、9V型HDラージサイズメインユニットのAVIC-CQ911-DC(ネットワークスティックセット/実勢価格210,000円前後)から7V型HDワイドのAVIC-CW911、AVIC-CZ911(実勢価格150,000円前後)など8機種をラインアップ。また、トヨタ・ノア/ヴォクやアル/ヴェル、ホンダ・ステップワゴンなど国産ミニバンの10V型専用モデル(オープン価格/実勢価格23~24万円前後)6機種もリリース。ともに11月発売を予定している。
また、同社「カロッツェリア」ブランドのハイエンドオーディオに匹敵する音響技術を投入したカーナビ、「サイバーナビX(エックス)」シリーズに「AVIC-CL902XSⅢ(8V型HD/税別278,000円)」と「AVIC-CZ902XSⅢ(7V型ワイドVGA/税別248,000円)」の2モデルも登場。同社が創業当時からこだわる、銅メッキシャーシや静音/制振化、最高品位の高音質パーツを惜しみなく採用する高音質技術とハイエンドオーディオブランド「TAD(テクニカルオーディオデバイセズラボラトリーズ)」から継承した技術開発思想を基に徹底した視聴とチューニングを繰り返すことで、純粋無垢な原音再生を実現している。
カロッツェリア「サイバーナビ」製品サイト=https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/carnavi/cybernavi/?ad=pr