プジョーでは2021年からウェブサイト上で高品質なレストア車を販売する予定
グループPSAはこのほど、プジョーのブランド創設210周年を記念して、ヴィンテージモデルのレストアおよび販売という新しい活動をスタートさせたことを発表した。
この取り組みは「アヴァンチュール・プジョー・アソシエーション」が主導するもので、車両はプジョー創業の地であるフランス・ソショーにある「Musée de l’Aventure Peugeot(プジョー博物館)」のワークショップで、ノウハウやスキルのある専門スタッフによってレストア作業が行なわれ、個体の真正性を示す証明書付きで販売される。
この活動の最初に選ばれたモデルは「プジョー205GTI」の1.9Lエンジン搭載車で、ブラックボディの個体。205GTIは1983年に発表されたホットハッチで、当初は1.6Lエンジンを搭載していたが、のちに1.9Lへと排気量を拡大。1980年代後半にはWRCをはじめとするモータースポーツで活躍するなど注目を浴びたモデルだ。
この活動を実現するために同アソシエーションは、7年前からスペアパーツの在庫を増やしており、不足しているパーツは当時から付き合いのあるサプライヤーに提供を呼びかける。製造不可能なパーツについては3Dプリンター技術によって作り出すという。
2021年からは同アソシエーションの公式サイト内に、高品質のレストア車両専用ページが設けられる予定で、一般ユーザーが購入できるようになるとのことだ。