BMWに搭載される安全装備や運転支援テクノロジーは枚挙に暇がない。それらが複合的に重なり合うことで安全性をより高め、全方位からサポートすることで、BMWは快適なカーライフを生み出している。
360°/SEAMLESS
ここまで見てきたように、BMWは優れた危険回避能力を備えているだけでなく、アクティブセーフティやパッシブセーフティのさらなる強化にも注力。こうした技術を相互に連携させることで高度な安全性を実現しているのである。それはまさに"360°シームレス"な安全思想といって間違いないだろう。
360 °といえば、安全運転支援システムのために車両の装備されたカメラセンサーはドライブレコーダーとしても機能(※)。ボディの側面を含めた全周囲の画像が記録できる。昨今はあおり運転の問題がクローズアップされているが、この機能を用いれば通常のドライブレコーダーでは対応が難しい幅寄せに関しても画像の記録が期待できる。
周囲の監視は電子の目によっても行なわれる。レーダーやカメラセンサーが前走車や車線の位置を検知。前走車が急ブレーキをかけると、ドライバーに警告し、それでも反応しない場合は自動的にブレーキを作動させて事故回避に努める。
さらにヘッドアップ・ディスプレイによって必要な情報をドライバーの前方に表示。運転中の視線移動を減らして安全性や快適性の向上に貢献するほか、適切なドライビングポジションの維持を容易にしている。複数のカメラセンサーの画像を合成して真上から見た状況をディスプレイに表示するトップ・ビュー+サイド・ビュー・カメラもドライバーの視界を広げるうえで大きく役立つはずだ。
つまり、個々の安全装備だけでなく、それらを統合して優れた安全性を実現する。こうした360 °シームレスな思想こそ、BMWの安全哲学なのである。
※パーキング・アシスト機能用の車載カメラを、ドライブ・レコーダーとして利用する機能は対象モデルが限られており、ConnectedDriveストアを経由してオンラインで購入が必要。また、本ドライブ・レコーダーは、エアバッグが作動するような大きな衝撃を受けた際、最大でその前後20秒、合計40秒間、車両の周囲360°を自動的に記録するもので、マニュアル操作でも、最大40秒間、同様に車両の周囲360°を記録することができる。