謎解きの旅のはじまりは“スピリット・オブ・エクスタシー”の土台に記された暗号から
ロールス・ロイス・モーター・カーズはこのほど、今年7月に発表した世界50台の限定モデル「レイス・クリプトス・コレクション」に隠された“謎”の手がかりを明らかにした。
レイス・クリプトス・コレクションは、アメリカの彫刻家ジム・サンボーンが手がける暗号をテーマにした作品「クリプトス」に着想を得たもので、内外装の随所に複雑な暗号が織り込まれているのが特徴だ。
この暗号は秘密とされており、英国グッドウッドの本社、ハウス・オブ・ロールス・ロイスで完全な解答を知っているのは、デザイン担当責任者とトルステン・ミュラー-エトヴェシュCEOのふたりだけ。そしてその解答は、CEOの金庫に封印された状態で保管されている。50名のカスタマーは同社が展開している専用アプリケーション「Whispers」を介して、その暗号を解くことができる。
このたびの発表に際して、エトヴェシュCEOは次のようにコメントしている。
「ロールス・ロイス車のボンネットマスコットである”スピリット・オブ・エクスタシー”は、この暗号を解く鍵を握っています。クリプトスという言葉は、同マスコットの土台のまわりにロールス・ロイスの暗号で刻まれており、このコードを解読した最初のカスタマーには、その並外れた才能を称えてロールス・ロイスからユニークなプレゼントを差し上げます」
CEOのコメントにあるように、このたび明らかにされたのは、“スピリット・オブ・エクスタシー”の土台に刻まれた暗号が“クリプトス”という言葉をコードで隠しているということ。カスタマーはこの手がかりをもとに、このモデルに隠された暗号を解く旅をはじめることになる。例えば、ヘッドレストの刺繍は暗号でレンダリングされたダブルRモノグラムとして変換されているなど、その暗号は内外装の随所にある。
2021年2月から専用アプリケーション「Whispers」を介して、解読したコードの提出受け付けがはじまる。CEOのコメントにあるように、最初にこの謎を解き明かしたカスタマーには、ユニークで名誉ある賞が授与されるという。