次期「Cクラス」と同様にタブレット風インテリアを採用! 初の3列シート7人乗り仕様も?
ダイムラーは現在、主力セダンである「メルセデス・ベンツCクラス」の次期型を開発中だが、そのSUV版となる「GLC」も第2世代へのバトンタッチを控えている。初代GLCは、「GLK」の後継モデルとして2015年にデビュー。2019年にはフェイスリフトが実施されているが、GLCとなって初のフルモデルチェンジが行われる。
厳冬のフィンランドで捉えたプロトタイプは開発初期とみられ、ボディには厳重なカモフラージュが施されていた。次期型では、開発が終盤を迎えているCクラスの基盤である「MRA」プラットフォームのアップデート版を採用。ホイールベースが延長されるとともに、GLCでは初の3列7人乗り仕様が設定される可能性が高い。
今回のプロトタイプで判明したのは、ドアハンドルがかなり低い位置に配置されてサイドミラーがピラーからドア側に移動している点。また、水平で前後が長いフロントフードや天地方向が薄いグラスエリアも確認できる。装着されていたヘッドライトやリヤコンビランプはダミーと見られ、それらのデザインについては不明。ただし、その形状が大幅に刷新されるという有力情報もある。
そのインテリアも、次期Cクラスと同様のテイストで仕上げられる。センターコンソール下部には、新型「Sクラス」を彷彿とさせるタブレット型の巨大なタッチスクリーンが装備されるという。いまのところパワートレインに関する情報は入っていないが、2L直列4気筒+マイルドハイブリッドに加えてプラグインハイブリッド、ピュアEVといった電動化モデルが中心になる。そんな次期GLC のワールドプレミアだが、早ければ2021年末。もしくは2022年の初頭という説が有力だ。