混沌とした群雄割拠から新星の登場へ
1980年代F1グランプリの歴史に登場した全チームとマシンについて、10シーズン分を各年ごとに隈なく紹介した個性派F1資料集の1980年代版。ウイリアムズとブラバムを軸に始まった80年代はリジエやルノー、フェラーリなども互角に組み合う混戦模様。強力なターボとベンチレーションを得たマシンたちは、安全性への配慮不足から、切れ味の良い走りの代償に、多くのドライバー達の尊いキャリアをも奪っていきました。本書籍シリーズは選手権毎戦のレース展開は追わないものの、各年の概要とリザルトデータを見開きページで用意。チームごとの詳細解説を軸に、シーズン中の出来事を追えるよう工夫がされています。経済の活況に押され、メジャースポーツとしての急成長と大量のエントラントを背景に膨張を続けた時代。全盛期を過ぎたニキ・ラウダのチャンピオン奪還やアラン・プロスト、新星アイルトン・セナの新時代の始まり、日本人ドライバー初のレギュラー参戦などを振り返る追憶の一冊です。
Formula 1 Car By Car 1980-89
11,000円(税込)
著者など:Peter Higham(著)
出版社:EVRO PUBLISHING
ハードカバー/W242×H287/カラー/304P/英語
問い合わせ先:代官山 蔦屋書店
公式サイト:https://store.tsite.jp/daikanyama/