バブル末期に翻弄されたF1の転換期
F1グランプリの歴史に登場した全チームとマシンの10年間を各シーズンごとに紹介する個性派F1資料集に1990年代版が登場。セナ、プロスト、マンセルら個性派ドライバーがせめぎ合い、割拠した時代から、デイモン・ヒルやジャック・ビルヌーブら二世ドライバーたちの登場、ミハエル・シューマッハやミカ・ハッキネンら新世代F1パイロットが台頭するまでの時代。バブル景気の終焉によるスポンサーの撤退はハイテクと大量エントラントの終焉へと繋がり、ドライバー補助技術の終わりは安全神話の終わりをも意味しました。本書籍シリーズは選手権毎戦のレース展開は追わないものの、各年の概要とリザルトデータを見開きページで用意。チームごとの詳細解説を軸に、シーズン中の出来事を追えるよう工夫がされています。ティレルやラルースなど中嶋悟に続いた日本人ドライバー所属チームやライフ、コローニなど予備予選の常連チームたちも漏れなく収録。F1マニアの永久保存版に適うであろう秀逸な一冊です。
Formula 1 Car By Car 1990-99
11,000円 (税込)
著者など:Peter Higham(著)
出版社:EVRO PUBLISHING
ハードカバー/W242×H287/カラー/304P/英語
問い合わせ先:代官山 蔦屋書店
公式サイト:https://store.tsite.jp/daikanyama/
代官山 蔦屋書店オンラインショッピング