日本にも輸入されていたモンデオの後継車
9月14日、Uber(ウーバー)は世界初となる自動運転タクシー配車サービスの実証テストを開始することを発表した。ベース車両にはフォード・フュージョンが採用されており、同社が先端技術センターをかまえる米ピッツバーグにて、顧客を招待して体験会が催されたとのことだ。
フォード・フュージョンは、初代と2代目が日本にも正規導入されていたフォード・モンデオの兄弟車にあたり、175hp/237Nmの2.5リッター直4、181hp/251Nmの1.5リッター直4EcoBoost、240hp/366Nmの2.0リッター直4EcoBoostエンジンを搭載する、欧州車的にいえばDセグメントに相当するボディサイズのミドルサルーン。モンデオとは異なり、ワゴンや5ドアハッチバックのボディバリエーションは設定されていない。
ハイブリッドパワートレインを搭載したフュージョン・ハイブリッド、さらにプラグイン機構まで加えたフュージョン・エナジー、そして325hp/475Nmの2.7リッターV6EcoBoostを搭載したフュージョンV6スポーツといったバリエーションも存在する。
Uberに採用されたフュージョンがどの仕様なのかは明らかにされていないが、公開されている写真を見る限り、ハイブリッドやV6ではなくベーシックなモデルであるようだ。
なお、Uberでは「自動運転タクシーによって、駐車車両に浪費されている世界中の都市空間の20%を開放し、膨大な時間の浪費をカットできる」との見解を示しており、それを実現するため、フュージョン自動運転タクシーは24時間休みなく稼働されることになるという。