内外装のデザインを変更し商品力をアップ!
BMWは1月26日、ラグジュアリークーペ/コンバーチブルである8シリーズの一部を変更した新型モデルを発表した。
8シリーズには2ドアのクーペとコンバーチブル、4ドアのクーペ(グラン・クーペ)がラインナップされているが、いずれもエクステリアおよびインテリアのデザインを変更。リデザインされたフロントセクションは、エレガントかつダイナミックな外観を実現。さらに、新しい8シリーズの全てのモデルバリエーションには、Mスポーツパッケージが標準装備された。BMW iDriveシステム用に拡大された12.3インチのコントロール・ディスプレイにより、操作の利便性と接続性が最適化されたという。
新しくデザインされたキドニーグリルは中にU字型のバーを並べた形となるが、さらにグリル内には”ウォーターフォール・イルミネーション”と呼ばれる照明が備えられており、ドライバーが手動でオンオフを切り替えられるとのこと。シリーズ全モデルにMスポーツ・パッケージが標準装備されているが、特にフロントの大きな下部エアインテークは横バーを基調としたデザインに変更され、足元は19インチ・ダブルスポークタイプのライトアロイホイールで引き締められている。さらにM850i xDriveの各車は、M8シリーズ用に開発されたデザインの”Mエクステリアミラー”を装備。また、外装色にはスカイスクレイパーグレーメタリック、サンレモグリーンメタリック、Mポルティマオブルーメタリック、BMWインディビジュアルフローズンタンザナイトブルーメタリックの、4色の新色が加わった。
さらに、BMW Mの50周年(1972年創立)を記念するオプションとして、各部のエンブレムを通常のBMWマークの代わりに、1973年当時のBMWモータースポーツのそれを彷彿とさせる専用エンブレムに変更することも可能となっている。
ディスプレイサイズを拡大したインテリア
インテリアでは、コントロールディスプレイのサイズを10.25インチから12.3インチに拡大。8速ステップトロニックスポーツトランスミッションの手動ギア選択用の多機能ボタンとシフトパドルを備えたMレザーステアリングホイールが全モデルに標準装備となるほか、これまではM850iにのみ標準装備となっていた多機能シートが、6気筒モデルにも標準で装着されるように変更されている。
アーティスト、ジェフ・クーンズとのコラボも!
大規模な彫刻や絵画などの作品で知られるアーティスト、ジェフ・クーンズとのコラボレーション・モデルも予定されており、これについては2月17日に発表されるとのこと。「THE 8 X JEFF KOONS」と題されたこの限定モデルは、11色の多層仕上げが表現力豊かな外観と、BMW Mをイメージさせる赤と青の最高級の革などのインテリアが特徴となるという。