4.0L V型8気筒エンジンと電気モーターの組み合わせ
メルセデスベンツは、2ドアスポーツAMG『SL』ラインアップの拡大を計画しているが、その頂点に君臨するとみられるAMG『SL 63SE-Performance』市販型、最新プロトタイプをカメラが捉えた。
先日Spyder7では、直列4気筒エンジンを搭載するエントリーモデル、「SL 43」が設定されると報道したが、今度はその最強モデルだ。現在SLは、V型8気筒エンジンを搭載する「55」と「「63」が設定されているが、そのラインアップが拡大される。
スウェーデンで捉えたフルヌードのプロトタイプは、垂直スラットを備えるパナメリカーナグリルを装備、リアにはクワッドエキゾーストパイプがインストールされており、リアバンパーに充電ポートが配置されている以外、V8モデルと大きな違いはない。メルセデスAMGの最高技術責任者であるJohen Hermann氏は、すでに新しいSLにAMGの「E-Performance」プラグインハイブリッドシステムを搭載することを明言。
これは4.0L V型8気筒エンジンと後輪に動力を供給する電気モーターを組み合わせ、最高出力843ps、最大トルク900Nmを発揮する。市販型では「SL 63e」と「SL 63SE-Performane」の2つの異なるパワーステージが提供されると予想、1つは700ps程度の抑えられる可能性もあるが、それでも現行最強モデルである「SL 63」の577psを凌駕する。
一方エントリーモデルとして期待される「SL 43」はCクラスと共有する2.0L直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力は385psが予想される。
SL 43、及びSL 63eプラグインハイブリッドの登場次期は不明だが、プロトタイプの状態から数週間後の可能性もありそうだ。