マカンも好調、新型パナメーラは?
ポルシェは、2016年の9月期までの累計世界販売台数を公表し、前年同期比で3%プラスとなる17万8314台を記録したことを発表した。
牽引役となっているのが718ボクスターとSUVのマカン。ボクスターは前年対比20%増となる1万661台、マカンは同13%増となる7万1086台と、いずれもふた桁の伸びを示した。さらに911は2万5993台で同5%増、ケイマンは8471台で同4%増となり、堅調な成長を後押ししている。
パナメーラはわずかに減少したが、これはフルモデルチェンジを控えていたからとポルシェ。セールスおよびマーケティング担当取締役のデトレフ・フォン・プラテンは次のように説明している。
「9月の末にパリ・モーターショーで披露した新型パナメーラについては、この上なく前向きな手応えを得ているため、私たちは極めて楽観的な見通しを立てています。新世代モデルもポルシェの売上を大きく伸ばすことに貢献してくれることでしょう」。
国・地域別にみると、4万9229台を販売した中国が、この9カ月間、もっとも強力な市場として米国(4万246台)を圧倒している。欧州では昨年の好成績をさらに1%上回る5万8678台を記録したものの、地元ドイツの販売台数は0.5%前年実績を下回り、2万2198台という結果となった。
- ポルシェ世界販売実績(2016年1〜9月期累計)
全世界:17万8314台(前年同期比+3%)
ヨーロッパ:5万8678台(同+1%)
ドイツ:2万2198台(同−0.5%)
北米:4万8581台(同+3%)
米国:4万246台(同+2%)
アジア太平洋・アフリカ・中東:7万1055台(同+5%)
中国:4万9229台(同+11%)