オンラインアップデートで即これが現実に
10月20日、テスラはすべての自社車両に、将来的に完全自動運転に対応するハードウェアを搭載することを発表し、そのイメージ動画を公開した。
ルームミラーやピラーなどに8台のサラウンドカメラが埋め込まれ、これにより最長250mまでの全方位視界を確保。さらにアップデートされた12個の超音波センサーは、従来の2倍の距離まで物体を検知。加えて最新のプロセッシング技術が採用されたフォワード フェーシング レーダーにより、豪雨や霧の中でも前方の車両を見通せるという。
これらのセンサーによるニューラルネットを統合制御するコンピュータは初代の40倍以上の処理能力を持ち、全方位を監視しながら人間の感覚だけでは感知し得ない情報を取得しながら、ドライバーだけではアクセスできない視点から世界を捉えるそうだ。
この新しいハードウェアを搭載したモデルSとモデルXは、欧州ではすでに販売が開始されているが、自動運転についてはまだ開発を進めている段階。その間、通常モデルであれば利用可能な自動緊急ブレーキ、衝突警報、レーンアシストやアクティブクルーズコントロールなどの基本的な安全機能を含む一部の機能を利用できないが、確実な検証が終了次第、ワイヤレスアップデートを通して有効化されるとのことだ。
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