ラリーレイド参戦で得た高レベルなノウハウを注入!
海外のラリーレイドや、さまざまなオフロードレースのキャリア豊富なCANUSが開発を進めるJB74は、オールロードで乗り心地良くツーリングをこなすマルチな才能を求めている。
【写真9枚】レースでの実戦経験が生きるキャナスのジムニーカスタムを写真で見る
LEDヘッドライト＆ホワイト/イエロー切り替えフォグライト、ウインチ装着など、アドベンチャードライブにふさわしい雰囲気のCANUS JB74。
40mmアップのオリジナルコイルスプリングと、14段階に調整ができ車高調整機能も持つ、ツインチューブ大容量ショックアブソーバーを組み合わせた、オリジナルサスペンションキットをJB74に与えた。タイヤ＆ホイールは、トーヨーのオープンカントリーR/T＆トライスターBRUT BR55の組み合わせだ。
リアにトレーラーヒッチメンバーを装備。キャンピングなど、トレーラーの活躍に寄与する。
ショックアブソーバーのフロントをややハードな番手、リアをややソフトな番手にセットして走らせた。オンロードでの中速域のコーナリングでは、ステアリングを切り込んだタイミングでの挙動は良いのだが、直進に戻るタイミングにやや遅れを感じた。１つにはルーフキャリアの重量がボディの傾き角に伴って加速度的に移動することと、フロントにマウントしたウインチの重量が、旋回に伴う荷重の移動をサスペンションが吸収できずにいることが考えられる。エンジンはほぼ純正仕様のままであるが、車重がかさんでいる状況ではアンダーパワー感を否定できない。低中回転域のトルクを厚くしたら走りの印象は向上できるものと感じた。
CANUSエボリューションキットは、40mmアップのコイルスプリングと14段調整＆車高調整式ショックの組み合わせ。
評価したいのは、そのブレーキシステムに対しての考え方だ。フロントブレーキディスクを１インチ大径化、セミメタルディスクパッドを組み合わせ、リアにRVブレーキシューを組み合わせることで制動能力を強化している。これは、荷重の増加分を含めたブレーキの利きと耐フェード性に対して有効で、キャンプなど多くの荷物を積んで長い下り勾配を降りる際などに一層の効果を発揮する。
SHOP’s VOICE（三角武史さん)
走って、乗って楽しいクルマ、足回りにこだわり機能性向上部品を装置。フロントウインチ内蔵バンパー、ヒッチメンバー等の装備も充実しており、行動範囲が大きく広がる遊び心くすぐるジムニーシエラに仕上げました。
キャナス ☎0480-92-5519 http://www.canus.jp/
ジムニー天国2022より転載
