楕円形のフロントグリルにスリムなヘッドライトを装備
メルセデスベンツが開発中の新型クーペ/カブリオレ、『CLEクラス』最新プロトタイプをカメラが捉えた。
初めてニュルに出現したプロトタイプは、バンパーコーナーにボディカラーのワインレッドが露出している。まだまだカモフラージュは厳重だが、そのデザインがCクラスとまったく異なるというこが確実視されている。
CLEはほぼ楕円形のグリルを持ち、車両の両側にはスリムで角度のあるヘッドライトを備えている。またバンパー下部にはワイドなインテークがある様子がうかがえる。また側面からは、アーチ型のルーフライン、非常に短いリアデッキ、リアドアに斜めに上がるキャラクターラインも確認できる。
後部からみると、CLEはハッチバックではなく、従来のトランクを備えているいることがわかるほか、ハーフカップ型に光るLEDテールライトの一部も見てとれる。
内部では、最新のCクラスと多くの共通点を共有すると予想され、おなじみの12.3インチのデジタルインストルメントクラスターが、11.9インチのインフォテインメントシステムに加わる可能性が高いようだ。
市販型はCクラスと同じ「MRA-2」プラットフォームを採用。パワートレインも最高出力258ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0L直列4気筒ターボチャージャーエンジンをCクラスと共有すると見られるほか、最高出力408ps、最大トルク500Nmを発揮するAMG「CLE43」の設定も濃厚だ。
同ブランドでは、2ドアクーペ、及びオープンモデルの再構築を図っており、『Sクラスカブリオレ』が廃止されたほか、『Cクラス』および『Eクラス』のクーペ/カブリオレに代わる「CLE」クラスが導入されることになる。また「A&B」クラスを再編することも発表されており、電動化の加速とともにブランドが大きな転換期を迎えている。