大胆なカーボン製エアロに注目!
11月16日、アストンマーティン・ジャパンは新型「アストンマーティン ヴァンキッシュS」を発表した。価格は英国で19万9950ポンド(約2730万円)、ドイツで26万2950ユーロ(約3080万円)、米国で31万2950ドル(約3420万円)となっており、日本は現在のところ未定。納車は2016年12月から開始される予定だ。
搭載される6.0リッターV12エンジンはヴァンキッシュの573ps/630Nmから600ps/630Nm(英国・欧州仕様)または585ps/630Nm(他地域仕様)へと最高出力が向上されており、出力向上に合わせて8速タッチトロニック3も仕様を変更して素早いギアシフトと精密なレスポンスを実現するとともに、低速時の洗練性を高めている。
一方、シャシーでは、ダンパー設定とスプリングレートの変更、アンチロールバーのブッシュの調整により、しなやかな乗り心地を犠牲にすることなく、よりスポーティでダイレクトなサスペンションへと進化を果たしたとのことだ。
外観は、カーボンファイバー素地を露出させた新デザインのフロントスプリッターとリアディフューザーが見どころで、フロントのリフトを大幅に低減しつつ空気抵抗を最小限に抑え、4本出しのエキゾーストパイプを組み合わせることでリアスタイルのアグレッシブさを表現。室内では、“フィログラフ”キルトレザー、“サテン・チョップド・カーボンファイバー”フェイシアパネルといった新素材が、新たにオプションリストに加えられている。