ライバルはBMW X4!
11月16日、アルファロメオはロサンゼルスオートショーにて、同ブランド初のSUV「Alfa Romeo Stelvio(アルファロメオ・ステルビオ)」を発表した。イタリア北部の峠の地名を冠したこのSUVは、フェラーリの技術を投入した510hpの2.9リッターV6ビターボおよび280hpの2.0リッター直4ターボガソリンエンジンを搭載。シャシーにはリアルタイムで駆動力配分を行なうAWDシステム“Q4”を採用している。
アルファのセダンの最新モデルであるジュリアと共通するイメージのエクステリアで、ボディサイズは全長468×全幅216×全高165cmとのこと。兄弟関係にあると目されるマセラティ・レヴァンテのサイズからすると、この全幅はドアミラーまで含んだ数値と思われる。
V6および直4エンジンに組み合わされるトランスミッションはともにZF製の8速ATで、Dynamic/Natural/Advanced Efficiency/Raceの4つの走行モードを選択できるDNA ProでRaceモードを選択した場合、わずか150ミリ秒でギアチェンジが行なわれるという。加えてマニュアル操作のため、アルミ製のパドルシフターも採用されている。
AWDシステムのQ4は、前後左右方向の加速度、舵角、ヨーセンサーなどの情報をもとに前後駆動力配分を50:50から0:100まで自動調整。トルクベクタリングシステムも標準装備だ。サスペンションは前がダブルウィッシュボーン、後ろが4&ハーフリンクとされ、ジュリアから投入されたインテグレーテッドブレーキシステムも採用されている。
なお、発売時期や価格などはまだ明らかにされていない。