パジェロがRCで復活。実車復活の願いは叶うのか!?
2019年に国内販売を終了した三菱自動車のパジェロ。ダカールラリーでの輝かしい戦績のほか、RVブームを牽引した人気車種として四輪駆動車カテゴリーで一時代を築いた名車である。その圧倒的な知名度からホビージャンルでの人気も高く、様々な商品が発売されているが、なかでも今、最も話題を呼んでいるのがタミヤから発売された電動RCカー「1/10RC 三菱パジェロ(CW-01シャーシ)」。
今となっては新鮮な平面基調のスクエアなフォルムにボディ別体の力強いバンパーなど初代モデルのショートボディ・キャンバストップ(Jトップ)仕様がモチーフ。前後に大型オーバーフェンダーを装着した迫力あるボディは耐衝撃性プラスチックボディでモデル化されている。実車とは違い、後輪駆動の2WDシャーシを採用するのはオフロードでのダイナミックな走りやウィリーなどRCならではコミカルな動きを楽しむため。
現代で見慣れた都会派SUVとはひと味違う、本格クロカン仕様で時代を牽引したパジェロ。その姿を懐かしむ世代と新鮮に感じる世代の潮流が混じり合って、発売以来話題のモデルとなっているRCパジェロ。そんなRC人気は実車の世界にも波及するかも知れない。
先日開催された「ジャパンモビリティショー2023」で日本初公開となった三菱自動車のピックアップトラック、新型トライトンは2024年から国内販売が再開される。そのニュースに三菱好きのみならず、クルマ好きが反応したのは『トライトン同様に再び日本国内にも“パジェロ”が復活するかも!?』という期待から。新型トライトンとプラットフォームを共有するのがパジェロ消滅以降も海外市場で販売されてきた「パジェロスポーツ」。トライトンとあわせてパジェロスポーツの国内販売の可能性もゼロではないのだ。
実車復活に胸を踊らせながらRCパジェロで遊ぶ趣味人たち。RCパジェロの人気が、三菱自動車の販売戦略を左右するかも知れない!?