ディンゴルフィング工場が高性能車のラインナップを拡大。第3世代に初めて電動ドライブトレインを搭載
「BMW M5セダン」の生産開始から4か月後となった2024年11月4日(月)、ドイツ南東部に位置するBMWグループのディンゴルフィング工場で、新型「BMW M5ツーリング」のシリーズ生産が開始された。この新型モデルは、卓越したドライビング・ダイナミクスと、日常生活やレジャー、旅行など多目的に使えるスペースを兼ね備えている。
高回転型V8パワー・トレインに、極めてレスポンスの良い動力性能を発揮するe-driveを組み合わせたM HYBRIDドライブ・トレインを搭載する現行BMW M車としては、3番目のモデルとなる。この2つのエンジンを組み合わせることで、最高出力535kW/727ps、最大トルク1,000Nmを発揮する。
このBMW M5ツーリングにより、「メイド・イン・ディンゴルフィング」の新型BMW 5シリーズ・ファミリーが完成した。「BMWの中核モデル・シリーズを愛する世界中のお客様に、ユニークで多様なドライブ・テクノロジーとボディ・バリエーションを提供できるようになりました」と、工場長のクリストフ・シュレーダー氏は述べている。
新モデルの追加に伴い、同工場ではBMW M高性能車の生産も拡大し続けている。「BMW M4クーペ」および「コンバーチブル」「BMW M8クーペ」「コンバーチブル」および「グランクーペ」「BMW M5セダン」と並んで、新型BMW M5ツーリングは同工場生まれの7番目のM派生モデルだ。BMW Mモデルはディンゴルフィングの総生産台数の約6%を占めている。