BMW M モータースポーツが､iRacingの人気シミュレーション･プラットフォームで最大規模のイベントを開催
BMW M モータースポーツと、オンラインレーシングシミュレータおよびそのサービスの提供・開発元である「iRacing (アイレーシング)」は、2025年のバーチャル・レース・シーズンにおいて、まったく新しいタイプの協力を開始するという。
BMW M モータースポーツは「オフィシャル・セーフティカー・パートナー」として、リアルなシミュレーション・プラットフォーム上で行われる大規模なレースのいくつかで先導車を提供する。使用される車両は、12月からエントリー・モデルとしてすべてのiRacingユーザーに無料で提供されている「BMW M2 CSレーシング」だ。
特別なデザインで、特徴的なセーフティ・カーのルーフ・ビームを装備したこのマシンは、最も人気のあるスペシャル・イベントの多くでコース上に登場する。
【写真6枚】iRacingのエントリー・モデルとしても最適な一台
実際のモーター・レース同様、米「デイトナ24時間レース｣、ドイツ｢ニュルブルクリンク24時間レース｣、米「ロード・アトランタ24時間レース」などのクラシックなiRacingイベントでは、先導車がフォーメーション・ラップを周回し、参加者は「フライング・スタート」でポイント獲得を目指す。
BMW M2 CSレーシングは、iRacingにおけるBMW Mモータースポーツの最年少メンバーであり、BMW M2レーシングの後継モデルは、2026年シーズンに向けて実際のレーストラックに乗り込む準備を整えて待機している。
「このセーフティ・カーのパートナーシップは、BMW M モータースポーツとiRacingが共有するサクセス・ストーリーの新たな章を象徴するものです」と、BMW Mオートモーティブ・ゲーミングのプロジェクト・リーダーであるティモ・ブリュックナー氏は述べる。
「毎シーズン、スペシャル・イベントは記録的な参加者を集め、コミュニティーの人気イベントとなっています。たとえば、昨年のデイトナ24時間レースには2万人近いドライバーが参加しました。来シーズン、BMW M2 CSレーシングがこのようなハイライト・イベントに参戦し、フィールドの先頭で目立つポジションを獲得できることをうれしく思います。
実際のレースと同様、このレーシング・カーはiRacingのエントリー・モデルとしても最適で、ドライバーは後にBMW M4 GT4、BMW M4 GT3、さらにはBMW MハイブリッドV8で経験を積むことができます」
iRacing代表のトニー・ガードナー氏は、次のように話す。｢BMW Mモータースポーツとは10年以上にわたる強力なパートナーシップを築いており、iRacingには7台のBMWレーシング・カーを導入しています。M2 CSは、iRacingに参加する最新のBMWであり、すでに約30万人のメンバーから絶大な人気を得ています。
BMW M モータースポーツがiRacingのスペシャル・イベントのオフィシャル・セーフティカー・パートナーとなったことで、パートナーシップはさらに強固なものとなり、メンバーのレース体験はさらに充実したものとなります。1月18日に開催されるiRacing Daytona 24 powered by VCOを楽しみにしています。 BMWとそのブランドにとって、シム・レーシングがいかに重要であるかを目の当たりにし、胸が躍りました」
BMW Mモデルは、モーター・レース・イベントのセーフティ・カーとして登場する伝統がある。1999年以来、BMW Mはモーターサイクル・レースの最高峰である「MotoGPのオフィシャル・カー」として高性能なセーフティ・カーを提供してきた。2025年現在、このコンセプトはバーチャル・モーター・レースにも反映される予定。
2025年 iRacingスペシャル・イベント・カレンダーの概要
1/18(土)：デイトナ24時間レース (アメリカ)
2/12(水)：バサースト12時間レース (オーストラリア)
3/22(水)：セブリング12時間 (アメリカ)
6/7(土) ：ニュルブルクリンク24時間 (ドイツ)
6/28(土)：ワトキンス・グレン6時間レース (アメリカ)
7/12(土)：スパ・フランコルシャン24時間 (ベルギー)
9/6(土) ：インディアナポリス6時間 (アメリカ)
10/4(土)：プチ・ル・マン・ロード・アトランタ (アメリカ)
11/15(土)：鈴鹿1,000km (日本)
