
横浜赤レンガ倉庫で15回目を迎えたオープンなカーイベント
自動車専門誌『ル・ボラン』が主催するオープンイベント「ル・ボラン カーズミート」が2025年5月10日(土)と11日(日)の2日間、横浜赤レンガ倉庫で行われた。クルマ好きはもちろん、通りすがりの人も気軽に最新のクルマに触れることができて体験プログラムも充実した会場の様子をお伝えしよう。
【画像115枚】「ハコスカ」からランボルギーニ「レヴエルト」まで! 赤レンガ倉庫に集まった多彩なクルマを見る
展示車両69台と、試乗・体験できるクルマが23台
「ル・ボラン カーズ・ミート横浜 2025」が開催された5月10日~11日の横浜赤レンガ倉庫は、初日こそ雨のち曇りだったものの2日目は快晴。合計9万8000人の来場者を数える盛況となった。
自動車関連の企業27社・32ブランドが一堂に会し、最新のEVや憧れのスーパーカー、気になる注目モデルなど、69台ものクルマが広場に展示され、入場料などないオープンイベントということで訪れた誰もが間近に観察することが可能。さらに多くの展示車は実際に触れて、ドアを開けてシートに座ることもできるのが、このイベントの特徴だ。さらに各ブランドのスタッフが常駐しているブースも多いので、気軽に質問することもできるのだ。
見どころは最新モデルだけはない。メインステージ前のスペースには、今年で創立60周年を迎えるBMWアルピナが最新モデルとともに、日本輸入第1号車となった「B7ターボ」やわずか66台限定の「RLE」という、博物館レベルの貴重な個体を展示。
さらに今年は『ル・ボラン』を発行する芸文社の他のメディアも協力し、『ノスタルジックヒーロー』のブースでは「ハコスカ」こと日産KPGC10型「スカイライン2000 GT-R」と、BNR32型「スカイラインGT-R グループA仕様」を展示。また『K MAGAZINE』は「K‘s MEETエリア」を特設し、そこには軽EVやカスタム軽、そして懐かしの「スバル360カスタム」や「バモスホンダ」も並び、軽自動車の多彩な楽しみ方を提案していた。
- 『ノスタルジックヒーロー』のブース
- 『K MAGAZINE』は「K‘s MEETエリア」を特設
このように、国産車/輸入車といったブランドやジャンルの垣根を越えてクルマの多様性に触れることができる、いわばクルマの屋外ミュージアムといった様相を呈した横浜赤レンガ倉庫。ル・ボラン カーズ・ミート横浜を目当てに足を運んだクルマ好きだけでなく、休日の横浜へ遊びに来た人々も足をとめて賑わっていたのだった。
さまざまな体験コンテンツも大人気
多彩な体験型コンテンツが充実しているのも、ル・ボラン カーズ・ミート横浜のもうひとつの特色だ。45度の傾斜を駆け上がる「三菱4WD登坂体験コーナー」や、“ぶつからないクルマ”を実際に体験できる「スバルアイサイト体験試乗」、あるいは軽量高剛性な鍛造ホイールを装着したクルマとノーマルホイール装着のクルマを乗り比べて走りの違いを実感できる「BBSホイール試乗コーナー」など、ファミリーや友人グループでアトラクション的に楽しんでいる人も多かった。
何より人気を誇っていたのが、来場者が最新モデルのステアリングを実際に握って横浜の街を走ることのできる「体験試乗コーナー」だ。12台の最新モデルにくわえて、今回は新たに「軽自動車乗り比べ」も実施。いずれも大人気で、会場前から長蛇の列ができていた。
会場内の各コンテンツについては後日また詳しくレポートするのでお楽しみに。まずは多彩な展示車と試乗車の写真を画像ギャラリーに収録したので、そちらで2025年春のクルマのトレンドに触れていただきたい。