9月6日、アルファロメオの正規輸入元であるFCAジャパン(社長:ポンタス・ヘグストロム)が新世代アッパーミドルサルーン、「Giulia(ジュリア)」を発表した。
今回、国内に導入されるモデルは、標準モデルの「ジュリア(受注生産)」からラグジュアリーグレードの「ジュリア・スーパー」、スポーティグレードの「ジュリア・ヴェローチェ」、ハイエンドモデル「ジュリア・クアドリフォリオ」の4グレードとなる。
シャシーは、新設計のFRアーキテクチャーをベースにアルミやカーボンといった軽量素材を多く採用することで、50:50の理想的な前後重量配分と優れたパワーウェイトレシオを実現。フォルム自体による優れた空力性能とともに、ボディ底面のフラッシュサーフェイス化やブレーキフィーリングの向上と軽量化を両立させた統合型ブレーキシステム(IBS)、アルミ製ALFA LINKサスペンションを全車に標準装備とし、ドライバーが意のままに操れる卓越した走行性能を獲得。
搭載パワートレインは、アルミブロックを持つ2リッター直列4気筒ターボに、最高出力200psのスタンダード版(ジュリア/ジュリア・スーパー)と280psの高出力版(ジュリア・ヴェローチェ)、最高出力510psを発揮する2.9リッターV6ツインターボ(ジュリア・クアドリフォリオ)の3機種となり、全車8速ATとの組み合わせとなる。
スピード感あふれるダイナミックなエクステリアには、スタイリッシュな意匠のLEDデイタイムランニングライトとLEDテールランプを装備。インテリアは全車レザーシート仕様となるほか、Apple Carply/Android Auto対応の車載インフォテイメントシステムを標準搭載する。
税込車両価格は、2リッター直4ターボモデルのジュリア(受注生産)が4,460,000円でジュリア・スーパーが5,430,000円、ジュリア・ヴェローチェが5,970,000円。2.9リッターV6ツインターボ搭載のジュリア・クアドリフォリオは11,320,000円。全車とも10月14日(土)より全国アルファロメオ正規販売店にて発売される。
アルファロメオ・エクステリア・チーフデザイナーのアレッサンドロ・マッコリーニ氏が来日。新型ジュリアのスタイリッシュなデザインはもちろんのこと、新開発FRアーキテクチャーによる優れたダイナミクス性能に関しても熱く語った。
発表会の冒頭に登壇したポンタス・ヘグストロム社長は、FCAグループの世界的な好調ぶりを発表するとともに、日本国内でのアルファロメオ正規販売店の拡充を発表。また、サプライズで同ブランド初のSUVとなる「STELVIO(ステルヴィオ)」を日本初披露。2018年内には国内導入予定とコメント。
1955㏄直列4気筒マルチエア16Vツインスクロールターボエンジンは、ジュリアおよびジュリア・スーパーに最高出力200ps/最大トルク330Nm、フルタイム4WD仕様のジュリア・ヴェローチェが280ps/400Nm版を搭載。
ジュリア・クアドリフォリオが搭載する2891㏄V6ツインターボエンジンは、最高出力510psと最大トルク600Nmを発揮。0-100km/h加速3.9秒で最高速度は307km/hをマーク。独ニュル北コースのラップタイム7分32秒という、当時の4ドアセダン世界最速記録を樹立した。