270psの専用エンジン搭載
アルピーヌはこのほど、新型アルピーヌA110をベースとしたレース車両「アルピーヌA110カップ」を発表した。この車両は2018年からFIA公認のアルピーヌ・ヨーロッパカップに参戦する顧客に販売される。車両価格は10万ユーロ(約1320万円)である。
市販モデルに比べて40mm車高が下げられたアルミシャシーを採用。搭載エンジンは市販用を18ps上回る270psを引き出す1.8リッター直4ターボ。6速シーケンシャルギアボックスを組み合わせ、後輪を駆動する。
リミテッドスリップディファレンシャルを備えたシャシーには、オーリンズ製サスペンションやブレンボ製ブレーキを組み合わせるほか、ミシュラン製のレース用タイヤを装着する。
ロールケージを搭載したキャビンはサベルト製バケットシートや専用ステアリングホイールなどを装備。シーケンシャルシフトを操作するシフトパドルも備わる。
アルピーヌ・ヨーロッパカップは、6回のミーティングと12回のレースで構成される。2018年シーズンは6月1〜6日のポールリカールを皮切りに、ドイツ、イギリス、ベルギー、スペインへと舞台を移す。なお、参戦するには別途、登録料2万ユーロ(約264万円)等が必要になるとのこと。