401psのV6ツインターボを搭載
2016年1月の北米国際自動車ショー(通称デトロイトショー)でワールドプレミアを飾ったメルセデス・ベンツの新型Eクラス(W213型)に、AMG仕様が加わった。「メルセデスAMG E43 4マチック」である。
搭載されるパワートレインは、先に登場したSLC 43やC43 4マチック・クーペ/カブリオレと基本を共有する3.0リッターV6ツインターボ。Eクラス用に専用チューニングが施されたエンジンスペックは401ps/520Nmで、SLC43やC43クーペ/カブリオレの367ps/520Nmを34ps上回るものだ。
9Gトロニック(9速AT)による制御を得て4輪を駆動するE43 4マチックは、4.6秒の0-100km/h加速と250km/h(リミッター介入)の最高速を発揮するパフォーマンスを身に付けた。4マチックの駆動力配分は前輪31%、後輪69%となっている。専用スポーツサスペンションなどにより、AMG車に相応しい走りを演出している。
エクステリアはAMGファミリーのモデルに相応しく、3分割された大きな開口部を持つフロントエプロンやクロームメッキで縁取られたダイアモンドグリルを採用。サイドビューでは19インチサイズの5スポークデザインホイールが、リヤビューではトランクリップスポイラーが目を引くディテールだ。
人工皮革ArticoとマイクロファイバーDINAMICAを組み合わせた表皮が特徴的なスポーティなインテリアは、先に登場したC43 4マチック・クーペ/カブリオレに共通する新世代AMG車らしい雰囲気を発散する。
AMGの新しい「43」シリーズはモデルバリエーション拡大が著しい。今後もD/Eセグメントモデルを中心に、搭載車が登場していきそうだ。