人気ラーメン店の開店や売店の充実、フードコートの増席などで快適性も向上
かつては「腹を満たすだけ」というレベルの飲食コーナーも少なくなかった高速道路のサービスエリア/パーキングエリア(SA/PA)だが、ここ10年ほどの間にサービスは大きく進化。食事の充実度が向上しただけでなく、WiーFiの導入やモバイル決裁サービスの導入など、利便性は高まっている。
そんな中で中日本高速道路が多くのSA/PAをリニューアル。東名高速の富士川SAと牧之原SA、中央高速の石川PA、北陸自動車道の小矢部川SA、新東名高速の駿河湾沼津SA、小田原厚木道路の大磯PAが6~7月にかけて新装化されている。地元の人気ラーメン店「田ぶし」の開店や、一般道からも行けるぷらっとパークを新設した富士川SA、フードコートの席数を5割増とした石川PA、伝統的な建築を模した建物とした小矢部川SA、テラス席を新設した駿河湾沼津SA、そこでしか買えないプレミアムみやげ「プレみや」を充実させた牧之原SA、地元の人気スイーツ店「シルスマリア」の洋菓子や生チョコソフトが食べられる大磯PAと、それぞれに特徴あるエリア作りがなされている。
こうした動きは中日本高速に限ったことではないが、味気ないスペースが少なくなかったSAやPAがこうした形で魅力を増すことは歓迎できる。PAなんてトイレ休憩だけだよ……などといっていたらもったいない。安くない高速道路料金を払っているぶん、大いに活用することをお勧めしたい。