AutomobilSport #16 – Alfa Romeo 155 V6 Ti
その勝利数はル・マン24時間だけで通算7勝を誇り、並み居るポルシェの名車中でも最も成功したレースカーと言えるポルシェ956/962。
今回のカバーストーリーはDTMを戦ったイタリアの雄、アルファ・ロメオ「155Ti」。ドイツ・ツーリングカー選手権がハイテクフリーのチューニングマシンで争われ、絶滅寸前の恐竜のように急膨張した旧選手権末期の時代、アバルト生え抜きのセルジオ・リモーネ指揮の元あえて殴り込みを掛ける。
4WDやABS、セミオートマ、電子デフによる車輪毎のトルク制御、調整可能なグランドエフェクトなど年々進化したマシンと支えた男たち、その戦い振りを40頁以上に渡り特集。究極のテクノロジーとスポーツ魂「Cuore Sportivo」がもたらす純粋な感動を体感せよ。
続く特集はオールドファンなら震えるに違いない「ジム・クラークの肖像」。「出走レースの3度に一度は勝利した」、紛れもない天才レーサーに19歳当時から接したジャーナリスト語るクラーク像から新たな印象を得る。
更に第3特集として「プジョー504ラリーカー」の戦いに着眼鋭く注目。変哲もない実用セダンながら高い基本性能を武器にサファリ始めラリー選手権で勝利する、語られざるライオンキングの活躍物語。
その他ニキ・ラウダインタビュー後編やダン・ガーニーへの追悼など、溢れんばかりの情報で満たされた、レースファンなら目を通さないのは「痛恨の極み」と言える情報誌。アルファ・ロメオ155Ti透視図ポスター付録
AutomobilSport #16 – Alfa Romeo 155 V6 Ti
著者など：Robert Weber（著）
出版社：Sportfahrer Verlag
ソフトカバー／Ｗ211×Ｈ297／カラー・モノクロ／144p／英語／季刊
2,700円 （税込）
情報提供：代官山蔦屋書店
