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米【GM】【フォード】はトランプ政権の経済政策の動向がカギに

中国の減速で世界販売はマイナスに。

米国の2大メーカーとしてグローバル市場で競うゼネラルモータース(GM)とフォードモーターだが、今年の上半期(1~6月)はやや厳しい状況となっている。まず米国内での販売台数は、GMは前年同期比4.2%増の147万2884台と好調だったが、フォードは1.8%減の127万1714台とマイナスに甘んじている。一方で世界販売はGMが11.3%減の415万7000台と大幅に減少。オペル/ボクスホールをPSAへ売却したことで欧州販売が減少したのが影響した結果だ。フォードも5.9%減の315万5000台と、中国での販売減が響いてマイナスとなっている。

その後発表された上半期の業績は、GMは売上高が1.9%減の728億5900万ドル、純利益が20.4%減の34億600万ドルとやや厳しい結果に。一方でフォードの売上高は2.4%増の808億7900万ドルと増収を確保したものの純利益は22.0%減の28億1400万ドルと減益。これも中国での販売減が影響したと思われる。

好景気と言われる米国だが、グローバル市場が相手の自動車メーカーが利益を上げるのはなかなか難しい。輸入車および輸入自動車部品の関税引き上げを狙うトランプ政権の政策が、この米2大メーカーの業績にも影響をおよぼすことになるのか。そのあたりにも注目していく必要がありそうだ。

田畑修

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