直前情報は軽量なカーボンボディを積極採用
レクサスは、2018年の10月末に2ドアクーペの「RC」をアップデート。さらにその高性能版である「RC F」の新型を今年のデトロイト・ショーで公開すると発表しているが、そこでは最強バージョンの「RC F GT」の存在が明らかにされるはずだ。
今回、ニュルブルクリンクではそのテスト車の姿が捉えられた。新型のRC Fは2018年の7月にも初期のプロトが確認されているが、ニュルに現れた開発車両はボンネットやルーフにカーボンファイバーを使用。リアウイングについてもすでにプレスサイトで公開されている通り、カーボン製となっている。
へッドライトとテールライトはアップデート版のRCと同様のようだが、コーナーのエアインテークは大型化。スピンドルグリルの下部にも新たな吸気口が追加されているほか、ボンネットにもエアスクープを装備している。またリアウイング、リップスポイラー、サイドシルなどの「F」エアロパーツやクワッドエキゾーストパイプ、大型の赤いブレーキキャリパーなどで武装している。
2016年の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで初公開された「RC F GTコンセプト』は、従来型RC Fと比較して800ポンド(約363kg)の軽量化を図り、車重は3130ポンド(約1420kg)だったが、市販型では50kgから100kgの軽量化となるだろう。
その心臓部には、「RC F」から流用される5リッターV型8気筒エンジンを搭載。8速ATと組み合わされ、最高出力は468ps、最大トルク527Nmを発揮する。またRC Fは0-100km/hを4.5秒で駆け抜けるが、RC F GTは4.3秒程度が期待できそうだ。