専用設定色の「サンイエロー」ボディが選択可能
2月20日、ダイムラーは「メルセデス・ベンツSLC」に特別仕様車「ファイナルエディション」を設定したことを発表した。ネーミングのとおり、SLCはこの特別仕様車をもって生産が終了する。今後、SLCに代わるロードスターモデルが登場するのか否かは、今後の発表を待つことになる。
メルセデス・ベンツSLCは、1996年に誕生した「SLK」から数えて3世代20年以上にわたって確かな支持を得てきた2シーターロードスター。1996年以来、世界累計で71万台を超えるセールスを記録している。
今回発表されたファイナルエディションが設定されるのは、「SLC180」、「SLC200」、「SLC300」、「AMG SLC43」の4機種で、AMGラインがベース。ボディの前後にはAMGスタリングバンパーが装着され、標準モデルより10mmローダウンするスポーティサスペンションを搭載。そのほか、ドリルドディスクを組み合わせる大型のブレーキが標準装備されている。ボディカラーは、通常色に加え専用に設定された「サンイエロー」を選ぶことができる。
インテリアは、ブラック×シルバーパールのナッパレザーを採用。スポーツシートやドアトリムなどがこの2トーンカラーとなる。インパネとセンターパネルのトリムは明るいアルミニウム仕上げで、ステアリングホイールはグリップ部分にナッパレザー、上下部分にはヘッドレストと同様にカーボンレザーが用いられている。シートベルトはアルパカグレーで内装色とコーディネイト。シートバックには「SLC FINAL EDITON」のロゴが入れられる。
ちなみにドイツ市場における販売価格は、4万2536.95ユーロ(約535万円)から6万5045.40ユーロ(約818万円)と発表された。