ガソリン安と低金利の影響で大型車の販売が好調に推移
米オートモーティブニュースによると、2015年におけるアメリカでの新車販売台数は前年比で5.7%伸び、史上最高だった2000年の1740万2486台を抜く1747万659台を記録した。
大メーカーではフィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)が15万3268台増の224万3907台で、+7.3%と伸長著しい結果に。また日産も9万8023台増となる148万4918台を達成、+7.1%と気を吐いた。日産に限らず日本メーカーはいずれも好調で、トヨタが+5.3%、ホンダが+3.0%、スバルが+13.4%、マツダが+4.4%、三菱が+22.8%となった。本国アメリカのメーカーでは、フォードが+5.3%だったに対してGMは+5.0%。気になるフォルクスワーゲンブランドは-4.8%となったが、12月単月で見ると-9.1%となっており、年終盤にかけて大きく落ち込んでいることがわかる。
対する日本市場はアメリカの前日に結果が出ていたが、こちらは残念ながら元気がなく、2015年の新車販売台数は前年比-9.3%の504万6511台に。乗用車メーカーは軒並み前年割れ、まったくの新型車であるCX-3の投入が効いたのか、唯一マツダだけが+20.0%と前年を大きく超えただけで、乗用車は−5.5%の270万4485台、軽自動車は−16.6%の189万6201台と、4月の増税の影響が長く響く格好となった。