意外!? 歴代大統領としては3人目
1月20日、米国のバラク・オバマ大統領がデトロイトで開催中の北米国際自動車ショー(NAIAS)を訪れ、最新モデルや自動車産業の革新的技術に関する展示を見学した。
とくに興味を示したのはやはり米国自動車メーカー関連の展示で、GMやフォード、FCA(フィアット・クライスラー・オートモビル)のブースで足を止め、自動運転車や高度なパワートレイン技術についてNAIAS会長のポール・サバティーニ氏や全米自動車労働組合長のデニス・ウィリアムズ氏から説明を受けた。
案内役のサバティーニ氏は「北米国際自動車ショー、そしてここでワールドプレミアされたニューモデルや技術展示の重要性を十分に理解していただくことができました」と大統領の訪問を歓迎。それを受け、オバマ大統領は「自動車製造は米国を象徴する産業であり、その進歩はすべての米国民にとって誇るべきものです。だからこそ、この目で直に確かめたいと考えました」と感想を述べた。
なお、北米国際自動車ショーを見学した大統領は、1960年のアイゼンハワー氏、1999年のクリントン氏に続いてオバマ氏が3人目とのこと。TPP発効を控えて米国車に改めて目を向けさせる狙いもあっただろうことは想像に難くないが、自動車は日本にとっても重要な基幹産業。日本のトップも東京モーターショーでこれくらいのパフォーマンスを見せてほしかったところです。