1.8リッター4気筒ターボをミッドにマウント いよいよアルピーヌが正式に復活を遂げる。アルピーヌの公式ツイッターによれば、この16日に伝説のアルピーヌA110の後継ともいわれるA120(仮称)のプロトタイプが発表される模様。16日にアンヴェールされる前に、ここではヨーロッパのエージェントから手に入れた予想CGとともに現時点までの情報をまとめておきたい。 アルピーヌの伝統「軽く、速く、ファン・トゥー・ドライブ」の哲学に基づき、予想される重量は1100kgくらいか。パワートレインは1.8リッターの直列4気筒ターボをミッドシップにマウントし、トランスミッションは新型ルノー・タリスマンと同じ7速DCTを組み合わせる。つまりポルシェ・ケイマンよりもずっと軽いスポーツカーであり、どちらかといえばライバルはロータスの各車、というような位置づけになる。 デザインは名車A110へのオマージュといえる丸みを持った造形が特徴。2015年にブランド60周年を記念して発表されたコンセプトカー「セレブレーション」を進化/発展させたスタイリングで、往時のラリーカー的なフォグランプ埋め込み風のデザインにも懐かしさを感じる。空力は十分考慮されているが、空気で造形したような無機質さがないグッドデザインだ。なお、提携および協業関係にあるケータハムからも姉妹車が登場する模様。生産は現在ルノースポール系のレースカーを製造している小規模なアルピーヌの工場で行なわれる。 なにはともあれ16日を楽しみに待つとしよう。 Text:Makoto TAKEHIRA Photo:Apollo News Service 全文を読む