新しいデザインプログラムにも注目
ビー・エム・ダブリューは3月2日、新型ミニ・コンバーチブルの日本導入を発表し、同日より発売を開始した。日本仕様は全車右ハンドルで、価格はミニ・クーパー・コンバーチブルが342万円、ミニ・クーパーSコンバーチブルが397万円、ミニ・ジョン・クーパー・ワークス(JCW)コンバーチブルが483万円で、納車は3月末から(JCWは5月末から)を予定している。
1990年代までのクラシック・ミニを除けば、2004年に誕生した初代、2009年に登場の2代目に続く3代目にあたる新型。すでに国内販売されている3ドアや5ドア、クラブマンと同様に、LEDを組み込んだ丸型ヘッドライトや六角形のフロントグリルをはじめとするデザイン・アイコンが与えられ、新世代ミニを実感させる。
スライディングルーフ機能をもつ電動ソフトトップは、30km/hまでなら走行中の開閉操作が可能だ。新型のソフトトップは、従来ハッチバックモデルのルーフに貼り付け可能だったユニオン・ジャック模様を生地に織り込むことができるようになり、より高級で個性的なルーフが楽しめる。
後席居住スペースの拡大も新型の特徴で、横方向に30mm、前席との足元スペースでは40mm広くなった。また「スルー・ローディング・システム」と呼ぶトランク開閉機構の採用により、アクセス性が高められている。215リッター(オープン時160リッター)確保された荷室容量は従来型比で40リッターの拡大である。
各グレードに搭載されるパワートレインはハッチバックモデルに準じている。クーパー・コンバーチブルには136ps/220Nmを発揮する1.5リッター3気筒ターボを、クーパーSコンバーチブルには192ps/280Nmの2リッター4気筒ターボを、そしてJCWコンバーチブルには231ps/320Nmを引き出す2リッター4気筒ターボを搭載。いずれも6速ATを組み合わせる。
新型ミニ・コンバーチブルの導入を皮切りに、新しいデザインプログラム「MINI Yours(ミニ・ユアーズ)」の展開がはじまったのもニュースだ。これは、厳選された素材やディテールにこだわった洗練されたデザインによって、いっそう個性的で上質な仕上げにする新しいオプションプログラム。先に紹介したユニオン・ジャックを生地に織り込むソフトトップもこのプログラムの一環で、そのほか専用アルミホイールやスポーツレザーステアリングなど多彩な装備品をラインナップする。MINI Yoursのアイテムは個別に選べるほか、パッケージオプション(クーパーSコンバーチブル用で32万8000円)としても選択可能だ。
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http://www.mini.jp