細部に渡り熟成深まる
5月13日付けの本サイトでもご紹介の通り、アバルト595がマイナーチェンジを実施した。これを受け、フィアット・クライスラー・オートモビルズが6月7日に詳細なスペックおよび新着写真を公開したので、改めてご紹介したい。
新型アバルト595は、「アバルト595」「アバルト595ツーリズモ」「アバルト595コンペティツィオーネ」の3グレードで構成され、各グレードにハッチバックボディとコンバーチブルを用意する。
搭載するエンジンはいずれも1.4リッター直4ターボで、アバルト595は145ps/206Nm、アバルト595ツーリズモは165ps/230Nm、アバルト595コンペティツィオーネは180ps/250Nmを発揮する。トランスミッションは5速MTまたはパドルシフトを備える5速ロボタイズドMTを組み合わせる。
各グレードにおける0→100km/h加速タイム/最高速は下記の通り。
アバルト595:7.8秒(8.0秒)/210km/h
アバルト595ツーリズモ:7.3秒(7.4秒)/218km/h
アバルト595コンペティツィーネ:6.7秒(6.9秒)/225km/h
595ツーリズモおよび595コンペティツィオーネにはコニ製の可変ダンパーを採用。595コンペティツィオーネにはさらに機械式リミテッドスリップデファレンシャルや、ブレンボ製ブレーキシステム(フロントディスク径は305mm)を搭載している。
外観では大型エアインテークを備えたフロントバンパーや存在感を増したリアディフューザーが目新しい。前後のヘッドライトユニットも新意匠となっている。17インチサイズのアルミホイールもデザインが一新された。ちなみにタイヤサイズはアバルト595用が195/45R17、595ツーリズモおよび同コンペティツィオーネ用が205/40R17である。
ボディカラーはモデナイエロー、アバルトレッド、3層仕上げのIridatoホワイト、スコーピオンブラック、Podioブルーをラインナップするほか、スコーピオンブラック×レコードグレー、ビスタグレー×アバルトレッドといった2トーンボディも用意する。インテリアもスポーツイメージが向上。特に595コンペティツィオーネにはカーボンパネルが随所に用いられるほか、サベルトレザーとアルカンターラのコンビシートがレーシングイメージを大きく引き上げるなど、細部に渡り熟成が深められている。
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