高精度の光学測定技術で高品質を実現
BMW AGは次世代モデルの開発に向けて、完全に自動化された高精度の光学測定技術を用いたユニークなシステムの導入を検討していることを発表。試作機による次世代型5シリーズセダンの3Dデータモデルを公表した。
自由に移動するロボットアームによって、車両全体の3次元画像を作成。100μm(ミクロン=1/1000mm)未満の精度で取り込まれたデータから、3次元データを生成する。これを実現するためにBMWは光学測定セルを開発し、量産化に生かす構えだ。
このシステムの導入によって、プレミアムカーの高品質基準が保ちやすくなるメリットが得られるわけだが、次世代5シリーズはこのシステムを生かしたはじめてのモデルになるという。また、データ化された車両情報は生産ネットワークで共有できるため、これまで以上に円滑で質の高い生産が実現できるとのことだ。
公表された次世代型5シリーズは、ボディがカムフラージュされているため判然としないものの、今回の発表により、完成度の高い仕上がりが予想できる。次期5シリーズの発表に期待は高まるばかりである。