中国と欧州/中東/アフリカで伸張
8月2日、フェラーリは2016年第2四半期の決算を発表。それによると前年同期比で出荷台数は155台増(8%増)、収益は5.9%増の8億1100万ユーロ(約916億円)となり、調整後純益は35%増の1億400万ユーロ(約118億円)を達成した。高実績には488GTBと488スパイダーの貢献が大きく、V8モデルは16%増を記録した反面、FFが生産を終了、F12ベルリネッタがデビューから5年目に突入した12気筒モデルは戦力の低下が著しく、22%減となったとのことだ。
地域別の出荷台数では、欧州・中東およびアフリカの953台が最多で前年同期14%増、次いで同2台増のアメリカが774台、同26%増ともっとも伸びた中国が160台、そして昨年同期と同数のアジア太平洋地域が327台となっている。伸びがなかったアジア太平洋地域については488スパイダーとF12tdfの販売がはじまったばかりで、数に含まれていないためとフェラーリでは分析している。